コラム January 22, 2020

【快眠に役立つ】日本気象協会のサイトで“睡眠指数”をチェック!

睡眠中の室温は、眠りの質に大きな影響を与えます。
寝る前はポカポカでも、深い眠りに入るタイミングで温度が一気に下がると、寒さで目が覚めてしまうことも。
こうした睡眠トラブルの防止に役立つのが、東北福祉大学と日本気象協会が共同開発した「睡眠指数」です。



室温対策がアイコンとコメントで一目瞭然!

そろそろ春の足音が聞こえてくる時期ですが、朝晩の冷え込みは、まだまだ厳しいですよね。

日中は気温が上がって、夜も眠りにつきやすい温度だったのに、夜中に寒さで目が覚めてしまい、起床時に疲れを感じるなんてことが多くなります。
このような夜が続いてしまうと、カラダの免疫力が低下して、さまざまな病気リスクが高まりますので、快眠を妨げる“寒暖差”に注意が必要です。
そこでみなさんにおススメしたいのが、日本気象協会のホームページ
「tenki.jp」で公開されている、“睡眠指数”のチェックです。

夜と朝の気温変化の大きさを5段階に分け、室温調整のポイントをわかりやすいコメントで表示しています。
たとえば、気温が急下降するような夜は、
「夜も朝も、しっかり暖房を」
「特に、朝の冷え込みは危険」
などど、注意喚起してくれるのです。



市町村単位で1週間の指数が表示

サイトでは、1週間先まで睡眠指数が公開されていて、市町村単位で細かくチェックすることができます。
布団に入る前にアクセスすれば、暖房や掛布団などによる温度調整が適切にできるというワケです。
とくに、高齢者の方は寒暖差が心臓などに大きなダメージを与え、時には命に関わる重篤な症状を引き起こすこともありますので、自分と家族の健康と快眠維持のために、今日からサイト情報を活用してみてください。

ちなみに、ひと晩中冷え込むような夜でも、電気毛布やあんかなどは、眠りについてから30分ぐらいでスイッチが切れるようにする必要があります。

布団の中の温度が高くなりすぎると、今度は熱くて寝苦しくなり、夜中に何度も目が覚めて睡眠の質を低下させてしまいますから。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)