コラム January 25, 2020

耳栓の装着で自律神経をケア!音の刺激軽減で寝つきもよくなる?

わたしたちの生活空間には、自律神経にダメージを与える刺激がたくさんあります。
音の刺激はその代表格で、いつも耳にしているので気にならないと思っていても、知らず知らずのうちに快眠の妨げになっていることも・・・。



眠りの悩みが続く人に試してほしい耳栓生活

近所から聞こえてくる生活音や騒音、テレビや音楽の大音量など、慣れると当たり前に感じても、実はストレスになっていたり、脳を覚醒させたりする音って多いんです。
昼間ならまだしも、夜は心身を休息させるために副交感神経が優位になり、交感神経の動きが鎮まらないと快眠は得られません。
もし、寝つきが悪いとか、夜中に何度も目が覚めるといったお悩みが続いたら、こうした音を耳栓で遮断してみましょう。
自律神経へのダメージが想像以上に軽減されて、夜になるとリラックス気分が高まり、心地よい眠りに誘われるかもしれません。

耳栓は、音の刺激が強くなる夜だけでなく、昼間から装着するのがおすすめ。
スポンジタイプだと圧迫感が強くなりますので、耳にやさしいシリコン製のタイプを使ってみてください。



耳栓を使うもう1つのメリット

耳栓をしていると、ストレスにつながる音を遮断できるだけでなく、気圧の変化による体調不良も軽減できます。
雨が降ると決まって頭痛やめまいがひどくなる方がいますが、これは耳の奥にある「内耳」が、気圧の変化を感じ取ることが原因なんです。

しかし、耳栓をしておけば、内耳への影響は防げますので、こうした体調の悪化も軽くなるというワケです。
天気予報を見て、これから天候が悪くなると報じられていたら、試しに耳栓をしてみてください。
頭痛などの症状もストレスとなり、快眠を妨げますから、耳栓が大いに役立つことでしょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)