コラム February 04, 2020

“1/fのゆらぎ”で快眠に!光を利用して副交感神経を優位にする方法

仕事が終わってクタクタの状態で電車に乗り、座席に座るとうたた寝してしまう。
これは、疲労や睡眠がもたらす眠気だけでなく、「1/fのゆらぎ」が影響しているんです。

このゆらぎを活用すれば、寝つきがよくなって睡眠の質が高まることが期待できますよ!



自然界に多い1/fのゆらぎとは

「1/fのゆらぎ」とは、空間や時間の不規則な動きのことです。
電車が動くと、不規則に振動が発生してカラダが揺り動かされますよね?
この動きに快感をおぼえ、わたしたちは眠くなるんです。

ただし、夕方以降のうたた寝は、夜の眠りに悪影響(寝つきの悪さなど)を与えますので、帰宅中は寝るのを我慢してください。
その代わり、自宅で1/fのゆらぎを再現して、快眠を目指しましょう。

1/fのゆらぎは振動だけでなく、たき火や小川のせせらぎなど、視覚や聴覚を刺激するものも該当するんですよ。



間接照明を使うとリラックスが進む

わたしたちのカラダは、眠る時間に近づくと、心身の休息を促す副交感神経が優位になります。
このはたらきを助長してくれるのが間接照明で、温かみのある優しい光が、ストレスも和らげてくれるのです。
間接照明の中には、光がたき火のように揺れるタイプのものがありますので、ぜひ、リビングや寝室に設置してみてください。

光のゆらぎを見ながら、BGMに小川のせせらぎや、たき火の音を流す。
こうした環境で過ごすだけで、今までとは比べ物にならないぐらい睡眠の質が高まり、次の日も元気に生活できることが期待できますよ。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)