冬になると、寝ている時に足がつることが多くなります。
とくに、女性に多い症状ですが、原因の1つとして考えられるのは、“カラダの冷え“です。
本記事で紹介する冷え対策を習慣にして、症状の改善に努めましょう!
足がつる3つの原因とは?
急にふくらはぎの筋肉がつって激痛が走り、眠気がすっかり覚めてしまう・・・。
みなさんには、こんな経験がありませんか?
足がつるという症状は、睡眠中に発生することが多いのですが、これは筋肉の収縮が過度に発生することが原因です。
主な原因は、3つです。
1.カラダの冷え
2.運動不足
3.脱水症状や電解質の異常
このうち、冬シーズンに多いのが、1番のカラダの冷えです。
気温が低下すると筋肉もこわばりますし、これに血行不良が加わると、寝ている間に突然、筋肉が収縮するようになります。
これを防ぐのに効果的なのは、寝る前の足湯です。
少し温度が高いシャワーをかけるだけでも、血行はよくなりますが、洗面器などにお湯を張ってそこに足をつければ、全身の血の巡りがよくなります。
さらに、ペットボトルにお湯を入れて、首や耳を温めてみてください。
冷え性の方でも、カラダの内側からポカポカになって、足がつるのを防げるだけでなく、深い眠りが得られることが期待できますよ。
寝具の見直しでさらに効果アップ!
足湯やペットボトルを使った“温活”でカラダを温めても、寝具の機能が低下していたのでは、睡眠中にカラダは冷えてしまいます。
冬でも私たちは一晩のうちにコップ1杯分の汗をかきますので、敷き寝具がこの水分を吸い取って、空気中に素早く放出する必要があるんですね。
しかし、へたりが激しくなったマットレスなどを使っていると、水分が内部にこもってしまい、汗が逃げ場を失ってカラダにまとわりつき、蒸発するときに気化熱でカラダが冷えてしまうのです。
もし、寝具のケアをこまめに行っても、へたりが改善せず、湿っぽい状態になっている場合は、本サイトでも紹介している調湿機能にすぐれたマットレスに買い替えてみましょう。
湿気がこもりやすい低反発マットレスでも、汗をすばやく放湿できますので、冷えとは無縁の快眠が期待できます!
寝具の買い替えと合わせて、寝る前に軽いストレッチを行ない、つりやすい部分のマッサージを実践すれば、朝までグッスリ眠れることでしょう。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)