コラム March 09, 2020

お腹がすいた状態で寝るのはNG?胃の負担が少ないメニュー3選!

睡眠中は胃腸を休める必要があるため、寝る前は食事をとらないのが基本です。
しかし、あまりにも強い空腹感があると、なかなか寝付けなくなるものですよね?
そこで今回は、内臓への負担を最低限にするおすすめの食事メニューをご紹介します。

眠りの深さにも影響しますので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。



寝る前の食事は“油抜き”を心がけて!

胃腸に食べ物が入った状態で眠りにつくと、睡眠中も消化活動が行われるため、脳を覚醒する交感神経が活性化します。
これによって眠りが浅くなり、疲労回復やストレス解消が進まなくなるだけでなく、胃腸への負担も大きくなるのです。
この点を踏まえて、寝る前に食事を摂るときは、消化が早い食べ物を選ぶとともに、量は最低限に抑えてください。

また、油分が含まれた食べ物は消化の妨げになりますので、下記に挙げるあっさり系の食事を食べるようにしましょう。

おすすめメニュー①:卵がゆ

炊飯器でもカンタンに作れるおかゆは、白米や雑炊よりも消化が早いので、寝る前のメニューに最適です。
卵をまぜて卵がゆにすれば、栄養価がグンとアップします。

おすすめメニュー②:湯豆腐

ゆでた豆腐に片栗粉を混ぜただし汁をかけて、ねぎを少々まぶしてください。
カラダがポカポカして、寝つきがよくなります。
野菜などの具材は食物繊維が多く、消化に時間がかかってしまうため、寝る前に食べるのは避けてください。

おすすめメニュー③:くず湯

くず粉をお湯で溶くと、おなかにたまる食べ物になります。
これに、ゆずシロップとハチミツを少々加えると、心身のリラックスも進みますよ!



以上、3つのメニューをご紹介しましたが、いずれも強い空腹感を満たすには、少し物足りないと感じるかもしれません。
夕食を遅い時間にしかとれないという方は、夕方に普段の食事より少ない軽食を摂るといいですよ。
胃腸をいたわるだけでなく、快眠を守るためにも、ぜひ、実践してみてください。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)