コラム
April 30, 2020
布団に入るとカラダがかゆくなる方はご用心!ダニを効率的に除去する方法
これから気温と湿度が高くなってくると、快眠の敵であるダニが増殖します。
ダニを退治するには、天日干しするのが効果的と考えられていますが、私たちが考えている以上にダニの生命力は強いんです。
本記事を参考に、ダニの効率的な除去方法をマスターしましょう!
太陽光に当ててしっかり乾燥させれば、生地がフカフカになって寝心地が良くなります。
さらに、布団の中で増殖したダニも退治できて・・・。
いえいえ、実は、天日干し程度では、ダニは死にません。
一般的に、ダニが死ぬ温度は60度以上と言われていますが、太陽光を当てるだけではこの温度に達しないことが多いんです。
仮に、布団の表面が高温になっても、ダニは温度が低い寝具の奥に移動します。
また、布団の素材によっては、天日干しすると素材が劣化して、快眠をサポートする機能が低下することもあります。
ウレタンマットレスなどは、その最たるものです。
さらに、布団乾燥機の「ダニ退治モード」を使うという手段も一般的ですが、ダニは死滅しても、その死骸が皮膚アレルギーなどの原因になるという問題も。
このようなトラブルを避けるには、まず、ダニが発生しない環境をつくることが先決です。
ダニは、気温が20度以上、湿度が60%の環境で急増しますので、寝具はこまめに乾かさなくてはなりません。
天日干しできない布団などは、陰干しにした状態で扇風機の風を当てると、湿気の放出が効率的に進みます。
枕は洗濯機で洗えるタイプに替えると、ダニの死骸まで落とせるのでケアが楽になりますよ。
そして、寝具の底に除湿シートを、シーツの下には敷きパッドを配置して、寝ている間にたまる汗の水分を吸収します。
厄介なダニの死骸は、ハンディータイプのクリーナーを使うのがおススメ。
紫外線で布団を除菌できる商品もありますので、これで雑菌を死滅させつつ、ダニの死骸やエサ(垢やフケなど)を吸引してください。
このようなケアを徹底すれば、ダニのダメージを最低限に抑え、快適な眠りが得られることでしょう。
最後に、豆知識を1つ!
布団を干した後、布団たたきでバシバシと生地をたたく方がいますが、これはNG行為です。
布団が傷むうえに、ダニの死骸が粉砕されて寝具の中で散ってしまいますからね。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
ダニを退治するには、天日干しするのが効果的と考えられていますが、私たちが考えている以上にダニの生命力は強いんです。
本記事を参考に、ダニの効率的な除去方法をマスターしましょう!
ダニは60度以上にならないと死滅しない
天気がいい日に、ベランダで布団を干す風景は、みなさんもよく見かけることでしょう。太陽光に当ててしっかり乾燥させれば、生地がフカフカになって寝心地が良くなります。
さらに、布団の中で増殖したダニも退治できて・・・。
いえいえ、実は、天日干し程度では、ダニは死にません。
一般的に、ダニが死ぬ温度は60度以上と言われていますが、太陽光を当てるだけではこの温度に達しないことが多いんです。
仮に、布団の表面が高温になっても、ダニは温度が低い寝具の奥に移動します。
また、布団の素材によっては、天日干しすると素材が劣化して、快眠をサポートする機能が低下することもあります。
ウレタンマットレスなどは、その最たるものです。
さらに、布団乾燥機の「ダニ退治モード」を使うという手段も一般的ですが、ダニは死滅しても、その死骸が皮膚アレルギーなどの原因になるという問題も。
除菌機能付きのクリーナーで死骸も除去!
寝具にダニやその死骸が増えると、カラダがかゆくて夜中に目が覚めることが多くなりますし、呼吸器疾患などを引き起こすこともあります。このようなトラブルを避けるには、まず、ダニが発生しない環境をつくることが先決です。
ダニは、気温が20度以上、湿度が60%の環境で急増しますので、寝具はこまめに乾かさなくてはなりません。
天日干しできない布団などは、陰干しにした状態で扇風機の風を当てると、湿気の放出が効率的に進みます。
枕は洗濯機で洗えるタイプに替えると、ダニの死骸まで落とせるのでケアが楽になりますよ。
そして、寝具の底に除湿シートを、シーツの下には敷きパッドを配置して、寝ている間にたまる汗の水分を吸収します。
厄介なダニの死骸は、ハンディータイプのクリーナーを使うのがおススメ。
紫外線で布団を除菌できる商品もありますので、これで雑菌を死滅させつつ、ダニの死骸やエサ(垢やフケなど)を吸引してください。
このようなケアを徹底すれば、ダニのダメージを最低限に抑え、快適な眠りが得られることでしょう。
最後に、豆知識を1つ!
布団を干した後、布団たたきでバシバシと生地をたたく方がいますが、これはNG行為です。
布団が傷むうえに、ダニの死骸が粉砕されて寝具の中で散ってしまいますからね。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)