コラム July 30, 2020

目覚めが悪い方はお試しを!朝起きてガムを噛むと頭がスッキリする?

起床時間になってもなかなか布団から出られず、午前中は行動力が低下する・・・。
こんなお悩みを抱えている方は、明日の朝からガムをかむ習慣を取り入れてみてください。
頭もカラダもシャキッとして、日々の活動力がアップするかもしれませんよ。

噛むという単純な行為で脳の血流がアップ

わたしたちの脳は、日中の活動でたまった疲労を解消させるために、睡眠中は血流が低下して休息モードに入っています。
そして、起床後から時間が経つにつれて血のめぐりがよくなっていき、心身の活動量が上がっていくのです。
しかし、寝苦しい夜が続く今の季節は、夜中に目が覚めるなどして眠りの質が悪化するため、起床後もなかなか脳が覚醒しません。

こんなお悩みを抱えている方は、枕元にガムを置いておき、朝起きたらすぐにガムを口に入れて、噛んでみてください。
布団に入ったままで構いませんので、二度寝しないように注意しながら、ひたすらガムを噛みます。
すると、脳の血流がどんどんアップしていき、とくに感情や行動をつかさどる「前頭前野」という部分が活性化するんです。

朝食もしっかり噛んで食べれば生活の質が向上!

ガムを噛んでいるうちに目が覚めてきたら、コップ一杯の水を飲んでください。
胃腸が刺激されることで「ぜん動運動」が起こり、空腹感を覚えるようになります。
さらに、朝食も時間をかけて食べ物をしっかり噛むようにすれば、午前中から脳のパフォーマンスが向上するんです。

朝食を食べる習慣は、脳の血流をよくするだけでなく、体温上昇にもつながり、1日の活動量が高まって生活の質までアップします。
さっそく明日の朝から、実践してみましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)