コラム November 21, 2018

目指すは一番深い眠り“除波睡眠”!レム睡眠との違いは?

わたしたちの眠りの深さは、常に一定ではなく、浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)を交互に繰り返しています。

さらに、ノンレム睡眠は深さは4段階に分かれていて、一番深い眠りが得られると、心身の疲労回復が驚くほど進むのです!

では、どのようにしたら、この一番深い眠りが得られるのでしょうか?

睡眠は寝てから3時間が勝負?

わたしたちは眠りにつくと次第に睡眠が深くなっていき、「ノンレム睡眠」という脳を休息させる睡眠入ります。

その後、脳は活動している状態になり、逆に肉体を休息させる「レム睡眠」に移り、心身の疲労とストレスを回復させてゆくのです。

ノンレム睡眠とレム睡眠は90分周期になっていて、ひと晩で5~6回ぐらい繰り返され、起床時間が近づくにつれて浅いノンレム睡眠に変わってゆきます。

また、ノンレム睡眠はステージ1~4の4段階に分かれていて、眠りの深度が深いステージ3と4は、「徐波睡眠」と呼ばれています。

この徐波睡眠にたどり着くと、心身の疲労回復はかなり進みますし、肌細胞の修復や新陳代謝を活性させる成長ホルモンの分泌量も上昇。

ただし、この徐波睡眠は、眠りについてから3時間の間にしか現れないので、寝つきをよくすることと、睡眠の途中で目を覚まさない睡眠が、快眠と健康、そして美容のために必要なのです。

布団の機能低下が徐波睡眠を妨げることも

生命活動において非常に重要な徐波睡眠は、不規則な生活や寝る前に脳を覚醒させる習慣によって、妨げられることが多いんです。

たとえば、寝る前にお酒を飲む習慣。

アルコールが入ると寝つきは良くなりますが、脳は覚醒した状態になりますので、徐波睡眠どころかノンレム睡眠の一番浅いステージにしかたどり着けません。

ほかにも、寝る前の入浴や食事、布団に入ってからのスマートフォン操作などなど・・・。

当たり前の行動や習慣が、大切な徐波睡眠の妨げに。

また、布団の機能低下も見逃せないポイントです。

反発力や復元率が低下しているマットレスだと、寝返りがうちにくくなりますし、布団の中に熱と湿気がこもって寝苦しさを感じ、徐波睡眠に入る前に目が覚めてしまうことも。

繰り返しになりますが、深い睡眠を得て心身をしっかり休ませることは、充実した生活の基本です。

仕事や家事などのパフォーマンスを上げるためにも、今すぐ生活習慣と寝具の見直しをしてみましょう。

もし、布団の機能低下が目立ったら、高反発タイプで復元率が高いマットレスを選ぶことをおススメします。

ノンレム睡眠とレム睡眠のメリハリが生まれて熟睡でき、最高の気分で目覚めることができますよ。