コラム
September 04, 2020
顎の違和感が続いたらすぐに病院へ!寝つきが悪くなって不眠症になる?
みなさんは朝起きたとき、顎に違和感を覚えることがありませんか?
関節の部分に痛みがあるとか、口を開けた時に「カキッ」と音がしたら、顎関節症を発症しているかもしれません。
そんな時は、すぐに口腔外科に行って診察してもらいましょう。
口を開閉するたびに、この円板が前後にスライドして、咀嚼(そしゃく)や会話をスムーズにしているんですね。
しかし、顎に継続的に強い力が加わると、円板の位置がズレてしまい、関節を動かすたびに音が鳴ることがあります。
これが、顎関節症という症状です。
また、音はしなくても、顎の痛みが継続するケースでも、顎関節症と診断されることがあります。
原因の1つとして考えられるのは、寝ている間の歯ぎしり。
ストレスが原因で、無意識のうちに歯を食いしばるとか、カチカチ鳴らすなど、歯と歯茎、そして関節に大きなダメージを与えてしまうんです。
歯ぎしりが継続すると、歯が欠けたり歯周病を発症したりするだけでなく、肩こりや頭痛、めまいなどが慢性化することもあるので、絶対に軽視せず、口腔外科を受診しましょう。
顎が痛くなったり、歯が弱くなったりすると、噛む力が低下しますよね?
すると、咀嚼によって活性化するセロトニンという神経伝達物質の量が減ります。
セロトニンは、眠気を発生させる睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となる物質ですから、生成量の低下で寝つきが悪くなってしまう、というワケなんです。
睡眠障害を発症すると、ストレスを解消する眠りの時間が短くなってしまい、さらに歯ぎしりがひどくなるという悪循環に・・・。
このようなトラブルを避けるためにも、繰り返しになりますが、顎に異常を感じたらすぐに病院に行くべきです。
さらに、枕や寝具が自分に合っているか、今一度、確かめてみましょう。
とくに、布団に入ったときは仰向けになったのに、起床時はうつぶせになっている方は要注意です。
枕が高すぎる、もしくは低すぎるか、敷寝具の反発力や体圧分散力が低下している可能性がありますので、迷わず新しい寝具に買い替えることをおすすめします。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
関節の部分に痛みがあるとか、口を開けた時に「カキッ」と音がしたら、顎関節症を発症しているかもしれません。
そんな時は、すぐに口腔外科に行って診察してもらいましょう。
慢性的な肩こりや頭痛も顎関節症の影響かも?
わたしたちの顎の関節には、「関節円板」という組織が存在します。口を開閉するたびに、この円板が前後にスライドして、咀嚼(そしゃく)や会話をスムーズにしているんですね。
しかし、顎に継続的に強い力が加わると、円板の位置がズレてしまい、関節を動かすたびに音が鳴ることがあります。
これが、顎関節症という症状です。
また、音はしなくても、顎の痛みが継続するケースでも、顎関節症と診断されることがあります。
原因の1つとして考えられるのは、寝ている間の歯ぎしり。
ストレスが原因で、無意識のうちに歯を食いしばるとか、カチカチ鳴らすなど、歯と歯茎、そして関節に大きなダメージを与えてしまうんです。
歯ぎしりが継続すると、歯が欠けたり歯周病を発症したりするだけでなく、肩こりや頭痛、めまいなどが慢性化することもあるので、絶対に軽視せず、口腔外科を受診しましょう。
知っておきたい咀嚼と睡眠の関係
顎関節症は、カラダの痛みだけではなく、不眠まで引き起こす恐ろしい症状です。顎が痛くなったり、歯が弱くなったりすると、噛む力が低下しますよね?
すると、咀嚼によって活性化するセロトニンという神経伝達物質の量が減ります。
セロトニンは、眠気を発生させる睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となる物質ですから、生成量の低下で寝つきが悪くなってしまう、というワケなんです。
睡眠障害を発症すると、ストレスを解消する眠りの時間が短くなってしまい、さらに歯ぎしりがひどくなるという悪循環に・・・。
このようなトラブルを避けるためにも、繰り返しになりますが、顎に異常を感じたらすぐに病院に行くべきです。
さらに、枕や寝具が自分に合っているか、今一度、確かめてみましょう。
とくに、布団に入ったときは仰向けになったのに、起床時はうつぶせになっている方は要注意です。
枕が高すぎる、もしくは低すぎるか、敷寝具の反発力や体圧分散力が低下している可能性がありますので、迷わず新しい寝具に買い替えることをおすすめします。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)