コラム
November 09, 2020
コーヒー好きの方は注意!カフェインがメラトニンに与える悪影響とは?
ここ数年、コーヒーの健康効果に注目が集まっていますね。
脳卒中や心臓病といった命にかかわる病気のリスクを低減するとか、糖尿病の予防にも貢献するといった研究結果が公表されています。
でも、睡眠のお悩みを抱えている方は、コーヒーをはじめとするカフェイン飲料の摂取法に注意が必要です。
寝つきの悪さが深刻になり、不眠症を引き起こす可能性があります。
この眠気を発生させるのが、脳から分泌される「メラトニン」というホルモンです。
メラトニンは起床後に朝日を浴びると分泌が一気に減少し、それから約15時間後に再び分泌量が高まるというリズムを持っています。
しかし、このリズムを狂わせる要因が、わたしたちの日常生活にたくさん存在するんです。
その1つとして挙げられるのが、コーヒーや緑茶に含まれているカフェイン。
コロラド大学で行われた研究によると、眠りにつく3時間前にカフェインを摂取すると、メラトニンの分泌量が減少すると同時に、体内時計に狂いが生じることがわかりました。
みなさんもご存じのとおり、コーヒーを飲むと脳が覚醒して頭がシャキッとしますが、人によってはお昼過ぎに摂取したカフェインの作用が、夜まで及ぶことがあるのです。
ストレスは感じていないのに、寝つきが悪くて困っているという方は、カフェイン飲料の摂取は午前中だけにするといいですね。
また、カフェインには利尿作用もありますから、寝る前のリラックスタイムにホットコーヒーなどを飲むと、夜中にトイレに行きたくなって睡眠が中断されるリスクも高まります。
質の高い睡眠を得るには、眠りについたら朝まで目が覚めないようにすることが不可欠ですから、夜はコーヒーの代わりにハーブティーなどで心身を休めてみましょう。
この時期でしたら、夏の暑さで疲れがたまった自律神経を癒してくれる、ハイビスカスやローズヒップ、さわやかな香りが人気のカシスなどがおススメですよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
脳卒中や心臓病といった命にかかわる病気のリスクを低減するとか、糖尿病の予防にも貢献するといった研究結果が公表されています。
でも、睡眠のお悩みを抱えている方は、コーヒーをはじめとするカフェイン飲料の摂取法に注意が必要です。
寝つきの悪さが深刻になり、不眠症を引き起こす可能性があります。
カフェインはメラトニンの分泌を抑える
わたしたちは毎日決まった時間に眠気を感じ、1日の活動でたまった疲れやストレスを解消しています。この眠気を発生させるのが、脳から分泌される「メラトニン」というホルモンです。
メラトニンは起床後に朝日を浴びると分泌が一気に減少し、それから約15時間後に再び分泌量が高まるというリズムを持っています。
しかし、このリズムを狂わせる要因が、わたしたちの日常生活にたくさん存在するんです。
その1つとして挙げられるのが、コーヒーや緑茶に含まれているカフェイン。
コロラド大学で行われた研究によると、眠りにつく3時間前にカフェインを摂取すると、メラトニンの分泌量が減少すると同時に、体内時計に狂いが生じることがわかりました。
お昼以降はカフェイン飲料の摂取を避けるのが快眠の秘訣
カフェインが及ぼす睡眠への悪影響は、ほかにもあります。みなさんもご存じのとおり、コーヒーを飲むと脳が覚醒して頭がシャキッとしますが、人によってはお昼過ぎに摂取したカフェインの作用が、夜まで及ぶことがあるのです。
ストレスは感じていないのに、寝つきが悪くて困っているという方は、カフェイン飲料の摂取は午前中だけにするといいですね。
また、カフェインには利尿作用もありますから、寝る前のリラックスタイムにホットコーヒーなどを飲むと、夜中にトイレに行きたくなって睡眠が中断されるリスクも高まります。
質の高い睡眠を得るには、眠りについたら朝まで目が覚めないようにすることが不可欠ですから、夜はコーヒーの代わりにハーブティーなどで心身を休めてみましょう。
この時期でしたら、夏の暑さで疲れがたまった自律神経を癒してくれる、ハイビスカスやローズヒップ、さわやかな香りが人気のカシスなどがおススメですよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)