コラム February 04, 2021

【春の快眠対策3か条】ポイントは睡眠環境と寝具機能の見直し!

春になって気温が上がってきたというのに、朝からだるくて日中もボーっとしてしまう。
さらに、寝付きが悪くなって、夜中に何度も目を覚ましてしまう。
こんなお悩みが続いている方は、本記事で挙げる3つの快眠習慣を取り入れてください。

1.寝室の気温と湿度を最適に保つ

春シーズンは暖かい日が続いたと思ったら、冬に逆戻りして気温が低下することが多いです。
このような季節の特徴を踏まえて、寝室が寒いと感じる夜は、暖房で温度調整してください。
目安は23~24度で、明け方に気温低下が発生するようでしたら、起きる1時間ぐらい前にタイマーをセットしておくといいですね。

また、湿度も睡眠の深度に影響しますので、こちらは通年で50%になるよう、除湿器などを使って調整しましょう。

2.窓から差し込む太陽光に注意

日の出の時間は春に近づくにつれて早くなるため、窓際に寝ている方は要注意です。
目をつぶっていても、光を感じたら早朝覚醒を起こすことがありますので、起きる30分ぐらい前から日光が当たるように、寝る位置を替えるべきです。

3.マットレスのケアをこまめに行なう

気温が高くなるにつれて、寝ている間の発汗量は多くなります。
汗の水分の約70%は、マットレスなどの敷寝具に吸い込まれていきますから、陰干しなどのケアをこまめに行なう必要があるんですね。

また、冬のあいだも汗を吸収し続けたマットレスは、反発力や体圧分散力が低下している可能性があります。
もし、ケアを続けても、ジメジメしてへたった状態のままでしたら、迷わず新しい寝具に買い替えましょう。

水分がこもったマットレスで寝ていると、寝具内の温度や湿度が上がってしまいます。
また、反発力などの低下で寝返りが打ちにくくなり、深い眠りが妨げられるんです。

わたしたちのカラダは、季節の変化に適合する能力が備わっていますが、不適切な睡眠環境下で生活していると、眠りのリズムが乱れて体調不良につながります。
今後も続く“ウィズコロナ”の時代に健康的な生活を送るためにも、睡眠の重要性を再認識して、上質な眠りを目指しましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)