コラム November 09, 2021

カラダを温める行動が逆効果?快眠を妨げる"温活"の非常識4つ

昼間は過ごしやすい気温の日が続きますが、夜になると肌寒さを感じるようになってきましたね。
冷性の女性は、すでに温活を始めていることでしょう。
しかし、間違ったカラダの温め方をすると快眠の妨げとなり、眠りの質が落ちることもあるんですよ。

1.寝る前に熱いお湯に入る

熱の刺激は交感神経を活性化し、心身を休息モードに導く副交感神経のはたらきを妨げます。
入浴は布団に入る2時間前までに済ませるのが、快眠につながる行動です。
お風呂から出たらカラダが冷えないよう、すぐにバスタオルで水分をふき取り、髪をドライヤーでしっかり乾かしてください。

2.生の生姜を使ったお茶を飲む

ポカポカ食材の代表格であるショウガは、加熱することでカラダを内側から温める成分が作られます。
逆に、生のショウガをお茶などの材料に使うと発汗が促されて、気化熱によって体の熱が奪われてしまいますので注意が必要です。

3.靴下を履いたまま寝る

手足が冷えていると、布団に入ってからも寒さが妨げとなって、なかなか寝付けませんよね?
温活グッズでも、寝るときに履く靴下に人気が集まっていますが、通気性が悪いと寝ている間に汗をかいてしまって、こちらも気化熱で足が冷えてしまうことに。
手足の冷えに悩まされている方は、寝る前に手湯や足湯を試してみてください。

4.ホットミルクを飲む

昔から寝る前にホットミルクを飲むと、グッスリ眠れると言われてきました。
しかし、牛乳が胃に入ると睡眠中も消化活動が続くので、カラダの疲れが抜けにくくなるのです。
カラダを温めて眠りを深くするには、沸騰させたお湯を冷ましながら飲める程度にした白湯がおススメ。
カラダが芯からポカポカになりますし、冷水のように膀胱を冷やすこともないので、安心して飲めますよ。
気象庁によると、今年の冬は平年より寒くなるとのこと。
正しい温活でカラダを温めて快眠を守り、睡眠の質向上を目指しましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)