コラム December 27, 2021

目元を温めてグッスリ眠る!快眠に最適なお手軽グッズや習慣とは?

テレワークによるパソコンの使用時間増加や、スマートフォンを寝る直前まで使う生活習慣など、わたしたちは1日中ブルーライトを浴びています。
適度に休憩をとればいいのですが、たいていの方はケアすることなく目を酷使しているとあって、頭痛や肩こりに悩まされる方も急増中。
実はこの目を酷使する生活は、睡眠にも悪影響を与えるんですよ。

ブルーライトを浴びると寝つきが悪くなる理由

私たちの体内では、夜になると疲労回復を促すために「メラトニン」というホルモンが分泌されて、眠気を発生します。
この生命活動を妨げるのが、パソコンやスマートフォンから照射されるブルーライトです。
ブルーライトを浴びるとメラトニンの分泌が抑えられてしまうので、寝ようと思ってもなかなか寝付けなくなってしまいます。
さらに、布団に入ってからスマートフォンで動画などを見ていると、眼精疲労が蓄積されるだけでなく、交感神経がONになって脳が興奮状態に陥ってしまうのです。

寝る前に目を温める習慣を

このような生活を続けていたら、睡眠の質がどんどん低下して健康リスクが高まります。
また、眠りが浅くなることで、睡眠中に分泌量が増える成長ホルモンの恩恵にもあずかれず、肌コンディションは低下してシミやしわが目立つようになるんです。
これでは、高価な美容液などを使ったスキンケアを行なっても無駄になってしまいますし、老化がどんどん加速するだけなんですね。
そこでみなさんにおススメしたいのが、布団に入る前に目を温める習慣。
パソコンやスマートフォンの使用は最低限にして、温めたタオルを両目に当ててください。
お気に入りのアロマオイルを、タオルに数滴たらすのもいいですね。
さらに、布団に入ったら目元だけを温める専用のカイロで再び目を保温します。
これによって副交感神経が優位になりやすく、寝付きの良さや深い眠りにつながることが期待できます。
冬シーズンは空気が乾燥しますから、目のダメージも大きくなります。
健康や美容にもプラスになる習慣ですから、ぜひ、今日から"快眠習慣"として実践してみてください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)