コラム January 26, 2022

睡眠美容も強力にサポート!冬シーズンに毎日食べたいキムチのパワー

寒い時期の夕飯の定番といえば、やっぱり鍋ですよね。
とくにおススメなのは、唐辛子の作用でカラダがポカポカになるキムチ鍋。
おいしくいただけるだけでなく、ストレス解消にも役立つ素晴らしい食材なんですよ!

キムチに含まれる乳酸菌が体内で大活躍

(本記事は2021年12月30日の情報をもとに執筆しています)

一時期の感染爆発は収まったものの、新種のウイルスが発見されるなど、まだまだ気が抜けない新型コロナウイルス。
ストレスフルな暮らしも、まだ続きそうです。
しかし、ウィズコロナの生活が続くなか、わたしたちは時代に合った生活に変えていかなくてはなりません。
ストレス対策もその1つで、趣味を楽しむだけでなく、食生活のひと工夫で楽しく解消するなどの行動変革が必要ですね。

今回紹介するキムチは、みなさんにもおなじみの食べ物ですが、ストレス解消や美容にも役立つ万能食材であることをご存じですか?
キムチには腸内環境を改善する乳酸菌が豊富に含まれており、この菌がストレス緩和や疲労回復をサポートする「GABA」を生成してくれるんです。
GABAはお菓子やサプリでも摂れますが、効率的に摂取するにはキムチが一番!
さらに、乳酸菌によって腸内環境が整えば、肌コンディションも格段にアップしますし、脳の動きも活発になって生活の質も上がるといったメリットもあるんですよ。

唐辛子にも入眠サポート効果あり!

キムチの効能は、まだまだあります。
みなさんもご存じなのは、材料として使われる唐辛子に含まれる「カプサイシン」には、カラダを内側から温めて発汗を促す作用。
そして、汗をかけば体温は必然的に下がります。
このカラダのはたらきを利用すれば、寝付きが良くなって睡眠中に"最強の美容液"の恩恵にあずかることができるんです。

わたしたちは寝る前にカラダの内部も休息モードに移すために、体温を低下させます。
この体温低下の幅が大きければ大きいほど寝つきはよくなりますし、眠りが深くなって最強の美容液と呼ばれている成長ホルモンの分泌が活性化します。
ですから、夕飯にキムチを使った食事を摂れば、寝るまでの時間に体温がグンと下がっていき、理想的な睡眠に誘われるのです。
ただし、キムチを食べたら気化熱でカラダが冷えないように、汗はタオルでしっかり拭いてくださいね。
キムチは鍋だけでなく、卵焼きの具材にするとか、スープや炒め物などさまざまな料理に使えますので、みなさんの夕食メニューに加えてみましょう。
ただし、辛い食材を食べると交感神経が刺激されて、寝るときも脳が興奮状態に陥ることがありますので、食べ過ぎにご注意を!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)