コラム November 03, 2022

足のむくみがつらい方必見!足枕で寝つきの悪さを改善する方法とは?

夕方になるにつれて足がむくんでしまい、夜になってもパンパンのままで痛くて眠れない・・・。
デスクワークで同じ姿勢を続けている方や、長時間の立ち仕事をしている方に、こうした症状を抱えているケースが多いですね。
このようなお悩みには"足枕"が有効です。
今回はむくみを解決してくれるアイテム、足枕について解説していきます。

そもそも足のむくみはなぜ起こる?

むくみは、同じ姿勢を採り続けることで、血液やリンパ液などの流れが悪くるために起こります。
血液は心臓から動脈を通って全身に送られ、静脈から心臓へと戻るのですが、この機能が低下するとカラダにむくみが生じやすくなります。
とくに足は心臓から最も遠い位置にあるので、血液がスムーズに流れにくく、むくみが起こりやすいんです。

さらに、同じ姿勢を長時間続けると血液が停滞しますから、動くことが少ないデスクワークや立ち仕事の人は、足がむくみやすくなります。
ちなみに、睡眠不足や疲労がたまると心臓の働きが悪くなるため、むくみの原因になることもあるんです。

むくみを改善する足枕の正しい使い方

就寝時にむくみがつらい時は、足枕を使いましょう。
足を高くすることで下半身に溜まった血液をカラダ中に循環することができるので、むくみを解消できます。
足枕を使うときに気を付けてほしいのは、足枕の高さです。
高すぎると血液の流れが逆に悪くなってしまうので、10cm程度にしてください。

また、足の一部分にだけ足枕をすると、体圧分散がされずに腰やヒザへの負担となるので、足枕の高さ調整は要注意です。
足枕はお尻の下から足先に向かって徐々に高くなるように、タオルケットなどで調整して使用してくださいね。
足のむくみがおさまったと感じたら、足枕は外して構いません。
このように、足のむくみは足枕をするだけでかなり緩和されるので、お悩みの方は今夜からでも試してみてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)