寒くなると手足が極端に冷えたり、睡眠ホルモンの分泌量が減ったりするため、睡眠の質が低下します。
これによって、カラダの免疫力は低下するので、風邪を引きやすくなるんです。
健康は、栄養バランスに優れた食事と質の高い睡眠を得ることで維持されますから、寒い季節に合わせた“快眠食材”を積極的に摂って、体質強化を図りましょう!
朝は睡眠ホルモンの原料をしっかり摂取
1日の行動力を左右する朝食は、寝ている間に低下した体温を上げる役割も持っています。
体温が上がらないと頭がスッキリしないため、仕事や家事のパフォーマンスが落ちますし、快眠の大敵である“冷え”も招きます。
ですから、朝食を抜くというのは絶対にNG!
食欲がない日でも、バナナやヨーグルト、牛乳などを摂るようにしてください。
いずれの食材にも、夜の快眠に不可欠な睡眠ホルモンである「メラトニン」の原材料である、「トリプトファン」が豊富に含まれています。
上記以外にも、納豆や味噌などの大豆商品や、卵やゴマなどからもトリプトファンが摂取できますよ。
トリプトファンがメラトニンに変わるまで、15時間程度かかりますから、朝食に摂れば夜の快眠につながるでしょう。
ランチのメインはなるべく魚で!
朝よりも体温が上がっている昼は、食欲もかなり高まっていますね。
このタイミングで積極的に食べたいのは、魚料理です。
とくに、イワシやアジ、サンマやマグロなどの青魚には、血行を良くするEPAが豊富に含まれていますので、冷えの防止効果が期待できます。
また、エビやカジキマグロなどは、快眠成分でお馴染みの「グリシン」というアミノ酸が豊富ですから、ランチのメインは魚料理にするように心がけましょう。
夕食はカラダが温まる食材を!
1日の最後の食事となる夕食では、カラダを内側から温める食材を積極的に食べてください。
寒い季節は鍋料理が最高ですが、意外にもキムチ鍋は、汗をかいた時に発生する気化熱の影響でカラダが冷えてしまうんです。
ですから、汗かいたら体温低下を防ぐために、すぐに拭くようにしてください。
ポカポカ食材でおススメなのは、「アリシン」が含まれているニンニクや長ネギ、ニンジンやジャガイモなど土の中で育つ野菜です。
こうした食材のパワーを利用すれば、寒い冬でも朝までグッスリ眠れて、健康的なカラダを維持できるようになりますよ。