成長ホルモンと聞くと、子どもに必要なホルモンという印象がありますが、実は大人にとっても不可欠な存在なんです。
とくに、美容や健康に気を配っている方は、分泌量が減らないように毎日熟睡しなくてはなりません。
今回は、このホルモンの恩恵が受けられる快眠のポイントをお伝えしていきます。
健康で美肌の人は眠りが深い?
骨や筋肉、臓器の成長に欠かせないこのホルモンの分泌量は、睡眠中に多くなります。
しかも、ただ寝るのではなく、“深い睡眠”を得ることが不可欠なので、ノンレム睡眠と呼ばれる脳を休息させる眠りを得なくてはなりません。
昔から「寝る子は育つ」と言われているのは、睡眠と成長ホルモンにこのような深い関係があるからなんですね。
これは大人も同じことで、深い睡眠が毎日しっかり得られている人は、日中にダメージを受けた細胞の修復が進み、ストレスも解消されるんです。
また、古い細胞が新しい細胞と入れ替わる「新陳代謝」も盛んになるため、質の高い睡眠が続くと肌のコンディションがどんどんよくなり、美肌が手に入るというメリットも。
ほかにも、肥満につながる中性脂肪の分解を促す、骨密度を高める、心臓病のリスクを低くするなど、健康維持に関わる作用も多いのが成長ホルモンの特徴です。
寝具の工夫で深い眠りは得やすくなる
健康と美容を維持し、老化のスピードを遅くする効果まである成長ホルモンは、眠りについてから3時間の間に分泌量が最大に達します。
しかし、睡眠環境が悪化していると、ノンレム睡眠のレベルが低くなってしまうのです。
そこで注意したいのが、寝具の通気性や反発力、質感といった3つのポイント。
眠りについた後は、冬でも汗をかきますから、通気性の高さは絶対に必要です。
また、同じ姿勢で眠り続けていたら体圧が集中しますが、反発力が高い敷き布団だったら寝返りが打ちやすく、寝やすい姿勢に替えることができますよね。
そして、質感がよい寝具であれば、ストレスを感じることなく心地よい気分で寝られるため、眠りがどんどん深くなります。
これらの条件を満たす敷き寝具を使えば、一番深いレベルのノンレム睡眠に入りやすくなるんです。
こうしたポイントを踏まえて、健康状態の低下や、肌荒れに悩んでいる方は、今使っている寝具の機能をチェックしてみましょう。
すでに寝心地の悪さを実感している方は、迷わず高品質のマットレスなどに買い替えることをおススメします!