コラム August 21, 2023

【快眠を守るための光との付き合い方】光を浴びる量を少なくする方法4選

わたしたちの睡眠の質は、日常生活に欠かせない光に左右されています。
朝は日光を浴びて目を覚ますのが基本ですが、夜は極力光を浴びないようにしないと、交感神経が優位にはたらいて寝つきが悪くなる、眠りが浅くなるなどの症状が出るのです。
快眠を守って1日の疲れをしっかり回復させるためにも、本記事で解説する4つのポイントを押さえて、みなさんの生活習慣を見直してみましょう。

1.夜は天井からの照明を暗くする

わたしたちが夜になると眠気を感じるのは、脳から「メラトニン」というホルモンが分泌されるためです。
しかし、メラトニンは500ルクス以上の明るい環境で生活していると、その分泌量が低下します。
その結果、寝つきが悪くなりますし、睡眠時間も減って疲労がどんどん蓄積していくというワケです。
一般家庭の照明は500~700ルクスありますので、寝つきの悪さでお悩みの方は、今晩から部屋の明かりを少し暗くしてみてください。

2.夜はコンビニエンスストアに極力いかない

コンビニエンスストアは店舗を目立たせるために、夜間でも1,500~2,000ルクスぐらいの明るさに設定しています。
この環境下に長時間滞在していると、メラトニンの分泌はストップしていますので、夜はコンビニエンスストアになるべくいかないようにする、もしくは、買うものをあらかじめ決めておいて、店内の滞在時間をなるべく短くするようにしてください。

3.寝る前にスマートフォンは使わない

スマートフォンの画面から照射されるブルーライトにも、交感神経を刺激する作用があります。
また、サイトから情報を得ることで脳の動きも活発になりますので、眠りの質に悪影響を与えてしまうのです。
夜は脳もしっかり休息モードに入らないと快眠は得られませんので、寝る前はもちろんのこと、布団に入る2~3時間前はスマートフォンを操作しないようにしましょう。

4.間接照明を使う

部屋の隅やベッドの脇に間接照明を設置すると、天井の照明は不要になります。
間接照明のやさしい明かりは交感神経を刺激せず、心身をリラックスさせて副交感神経優位の状態にしてくれます。
最初は今までより部屋に違和感を覚えるかもしれませんが、次第に落ち着いて時間を過ごせるようになり、睡眠の質向上にもひと役買っていることに気づくことでしょう。
日本全体が夜型の社会に移行して久しいですが、それに比例して不眠に悩む方が急増しています。
言うまでもなく、質の高い睡眠は健康と美容に不可欠な活動ですから、この機会に光との付き合い方を見直してみましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)