コラム December 05, 2023

睡眠の質を向上させるための基礎知識!深い眠りと浅い眠りの違いとは?

長く続いたコロナ禍によって生活のリズムが崩れた方も多く、それに伴って、睡眠のお悩みを抱える方が増えています。
そこで今回は、知っているようで知らない「深い眠りと浅い眠りの違い」について解説します。
睡眠の特徴をしっかり覚えて、睡眠の質向上を目指しましょう!

レム睡眠とノンレム睡眠は全く異なる眠り

私たちは眠りについてから朝起きるまで、レム睡眠とノンレム睡眠という2種類の睡眠を交互に繰り返しています。
眠ってから最初に訪れるのが、脳とカラダの休息が進むノンレム睡眠です。
ノンレム睡眠に入ると、お肌のダメージを回復させたり、コラーゲンの生成を促したりする「成長ホルモン」の分泌が活性化し、美肌がつくられていきます。

一方、レム睡眠はカラダの休息だけが行なわれる眠りで、脳は活動しているため、夢を見ることもあるんです。
また、記憶を定着させるとか、思考を整理するといった活動が行われるのも、このノンレム睡眠に切り替わった時になります。
これら2つの眠りが交互に訪れ、疲労回復やストレス解消が行なわれて、すがすがしい朝を迎えるというワケです。

深い眠りはノンレム睡眠の深度次第

よく耳にする「深い眠り」とは、ノンレム睡眠の深度が高い状態のことをいいます。
ノンレム睡眠は、ステージ1から4にわかれていて、ステージ3以上になると「徐波睡眠」というもっとも深い眠りとなり、心身の疲労回復がさらに進みますし、成長ホルモンの分泌量も高まるのです。
この徐波睡眠は、最初に訪れるノンレム睡眠時に現れます。
したがって、深い眠りを得て睡眠の質を上げるには、寝つきをよくすると同時に、眠っている間に目が覚めるようなことがないようにすることが重要になるんですね。
具体的な対策を挙げてみましょう。

・寝る前は副交感神経を優位にする(照明を暗くする、寝酒をしない、カフェイン飲料は飲まない、スマートフォンは使用しないなど)
・寝室の湿度は50%前後、温度は25~26度に設定する
・外部からの生活音を遮断する(耳栓を使用するなど)
・寝る前は体が冷えないようにする(冷たい水を飲まない)
・布団に入る2時間前に入浴し、38度ぐらいのお湯に15分浸かる

また、徐波睡眠のステージが高くなるように促すためにも、通気性が優れていて、カラダに合った反発力を持つマットレスを使うことも重要です。
寝具内が蒸れたら寝苦しくて目が覚めてしまいますし、腰や背中が沈み込むような状態になると、血流が悪化して深い眠りの妨げとなります。

GOKUMINでは、反発力を調整できるマットレスも扱っていますので、今使っているマットレスの寝心地に満足していない方は、ぜひ、睡眠の質を上げるために買い替えを検討してみてください。
頭部から脚部まで最適に耐圧が分散されれば、今までにない深い眠りが得られることが期待できますよ!