ネットでベッドの使い方に関する情報を見ていると、椅子代わりに使っている方のサイトにたどり着くことがあります。
とっても合理的な活用法に思えますが、実はマットレスなどに大きなダメージが加わっていて、睡眠にも悪影響が及ぶ可能性があるんですよ。
ベッドは快眠を得るためだけに使うべき
ワンルームマンションのような狭い空間で生活している場合、ベッドや家具、家電を置いたら、部屋に全くスペースがなくなることがありますよね?
こうした状況に対応すべく、空間活用が上手な方はベッドを椅子代わりに使って、そばに机を配置しているようです。
また、食卓テーブルのすぐ横にベッドがある場合は、そこに座って食事をとったり、お茶を飲んだりすることも。
しかし、ベッドは寝た時のカラダをサポートするために設計されたもので、椅子のように一点に全身の力が加わることを想定して製造されていません。
マットレスなどの敷き寝具には、カラダの圧力を適切に分散し、力が加わっても元に戻る復元力があります。
ところが、椅子代わりにベッドを使うと、マットレスの一部に強い圧力が継続して加わるため、こうした機能性が失われていきますし、寝具が変形してしまうことも。
そして、寝返りが打ちにくくなるとか、寝心地の悪さにつながって快眠が妨げられてしまうのです。
マットレスの上でリラックスタイムを過ごすのはアリ?
寝る前のリラックスタイムを、ベッドの上で過ごすのは問題ありません。
あまりにも長時間、椅子に座るような姿勢をとるのはNGですが、起き上がった状態で読書をする、ストレッチをする程度ならOKです。
ただし、ベッドの上でドリンクを飲むのはなるべく避けてくださいね。
とくに、ウレタン素材のマットレスでしたら、水分や汚れを取りにくくなりますので、寝具の機能低下につながります。
こうしたトラブルに備えて、マットレスにはシーツをかけるのはもちろんのこと、敷きパッドやベッドパッドなど、吸湿性が高い寝具を使うことをおすすめします。
ベッドを大切に使うと、快眠をサポートする機能の維持力が高まります。
健康や美容の礎となる質の高い睡眠を得るためにも、ダメージが大きくなる寝具の使い方は避けるようにしましょう。