夏ほど寝苦しさは感じないものの、冬は寒さが快眠の敵になります。
とくに、冷え症の女性は、布団の中が寒くて手足の先まで冷たくなり、なかなか寝付けなくなる日が増えてきますね。
そこで今回は、少しでも寝室環境を向上させるために、意外な盲点である“窓”に注目してみたいと思います。
暖房器具つけたらチェックしたいこと
日に日に寒さが増すこの時期、部屋で暖房をつけていると、窓ガラスには結露が付着しますよね。
これは、暖気で室内が温められることによって、空気に含まれている水蒸気が固まることが原因です。
外の温度が低ければ低いほど結露の量は多くなり、この水分が寝具にも移ってしまいます。
ただでさえ、寝ている時の汗を吸い込んで湿気を帯びている寝具は、さらに水分が加わることで湿度が上昇。
布団乾燥機や天日干しなどのケアを頻繁に行なって、中の湿気を放湿させないと、あっという間にカビがびっしり生えてしまうんです!
ですから、暖房を利用する時は、こまめに窓ガラスの状態をチェックするようにしてください。
とくに、ベッドのそばに窓がある方は、厳重注意ですよ!
結露対策の基本は水分を取り除くこと
外気温に左右される結露の発生は、完全に防ぐことができませんので、少しでも水滴が付いたら乾いた雑巾でふき取るというのが、基本対策になります。
ただし、常に窓際に雑巾を置いてくと、布にカビが生えてきますし、雑菌の温床になってしまいますから、結露を吸い取るたびに洗って乾かしてくださいね。
また、窓ガラスの下部に、吸水テープを貼るのもおすすめ。
結露が固まって垂れ落ちた際、テープに取り付けられた布が水分を吸収しますから、外出時の湿気対策として効果を発揮します。
布団にカビが発生すると、寝具の機能が低下するのはもちろんのこと、呼吸時に胞子を吸い込むことで気管支などがダメージを受けてしまいますし、がんなど重篤な病気につながることも指摘されています。
寒い冬でも快眠を得て、健康的な暮らしを送るためにも、今日から結露対策を徹底していきましょう。