マットレスを選ぶ時は、機能性はもちろんのこと、サイズをどうしようかと悩むことが多いと思います。
寝具のサイズは、睡眠の質に影響しますから、ここで選び方のポイントを抑えておきましょう。
寝るスペースはなるべく広くとる
マットレスはベッドのサイズに合わせて選ぶのが基本ですが、これから新しい寝具を買う方に覚えておいていただきたいのが、
「1つ上のサイズを選ぶ」
ということ。
一人で寝る方は、シングルではなくセミダブルを、ご夫婦一緒に寝る場合は、セミダブルではなくダブルのマットレスを選ぶ、といった具合で。
その理由は、寝返りをうちやすくするためです。
わたしたちは一晩に20回ぐらいの寝返りをうつのですが、寝ているスペースが狭くなると、その回数が減ってしまいます。
寝返りは、カラダの一部に集中した圧力を解放し、湿気がこもることを防ぐだけでなく、浅い眠りから深い眠りに切り替えるために行なっていると考えられているのです。
もし、小さいマットレスで寝ていたら、寝返りをうった時に手が壁に当たるとか、一緒に寝ているパートナーに刺激を与えることが考えられますよね。
こうした刺激を受けると、眠りが浅くなってしまうので、疲労がしっかり回復する良質な睡眠がとれなくなってしまうんです。
マットレスの反発力にも注目
快眠に欠かせない寝返りのうちやすさは、マットレスの反発力も影響します。
横になった時に素材の感触がいいと感じても、沈み込みが激しくなっている場合は、寝返りがうちにくくなるんです。
そこで確認したいのが、マットレスの体圧分散力。
頭から足の先まで、理想的なバランスでカラダの重さを分散できる寝具であれば、筋肉量が少ない女性でもラクに寝返りが打てます。
低反発タイプのマットレスでしたら、カラダが沈み込んだままになりがちですので、高反発のマットレスを選ぶといいですよ。
寝返りがうてないと、熟睡感が低下して寝起きが悪くなりますし、日中は睡魔に襲われて行動力が低下します。
マットレスを選ぶ時は、寝心地のよさだけでなく、サイズと反発力にもこだわれば、寝るのが楽しみになる寝具環境が作れますよ。