カビやダニが好むのは、みなさんもご存知の通りの湿気です。
寒い季節は部屋が乾燥しがちですが、実は暖房をつけることで断熱性が低い部屋は、湿度が上がることもあります。
湿気を放置しておくと、寝具環境が一気に悪化しますので、効率的な除湿方法をマスターしておきましょう。
冬に発生する結露対策に最適
エアコンなどの暖房を使う冬の季節は、部屋は暖かくなる一方で、快眠を妨げる大問題が発生します。
それは、窓や部屋の壁に付着する結露。
空気中の水蒸気が温まると、固まって水滴になり、部屋中に付着するのです。
もちろん、寝室の暖房をつけると、この湿気はマットレスや枕などにも浸み込んでいき、カビやダニが繁殖しやすい環境になってしまいます。
こうした湿気を除去するのに最適なのが、夏に大活躍する扇風機です。
まずは、台所の換気扇をつけてください。
その後、ベッドがある位置から換気扇のある方向に扇風機をつけて風の流れを作ると、部屋の湿気がどんどん外に放出されるんですよ。
寝室と台所が離れている場合は、効果はあまり期待できませんが、ワンルームの部屋には最適な除湿方法になります。
部屋の湿度が高いと分ったら、さっそく押し入れにしまった扇風機を取り出して実践してみましょう!
ちなみに、換気扇は24時間つけっぱなしにしていても数十円~100円程度ですので、寝具の劣化防止と快眠のことを考えれば、かなりコスパがいいと思いませんか?
扇風機を使った換気はストレス対策にもなる
このような換気をこまめに行なうと、湿気だけでなく、部屋にこもった嫌なニオイも軽減することができます。
ニオイの中には、寝ている間にストレスを与えるものもありますから、晴れた日は効率的な換気を毎日でも行ないたいものです。
ただし、地域によっては1月末あたりから花粉の飛散量が急増しますので、気象庁などのサイトで花粉情報を必ずチェックしてくださいね。
部屋に侵入してきた花粉は、寝ている間にかゆみなどの症状を引き起こして、深い眠りを妨げますので要注意です!