寒い冬のシーズンは、布団に入る時は寒くても、次第に体温で寝具内が温まってヌクヌクになっていきます。
しかし、寝具の機能が低下していると、夜中に暑苦しくなって目が覚めることも。
このような中途覚醒が発生すると、疲れを回復させるための深い眠りが得られなくなりますから、すぐに寝具の状態を確認しましょう。
布団が湿気を帯びてヒンヤリしていませんか?
わたしたちが寝ている間にかく汗の70%は、マットレスや敷布団などの敷き寝具に浸みこんでいきます。
この水分を空気中に放湿する機能は、寝具を使っているうちに次第に低下していくのです。
この状態に気が付かないで寝ていると、寝るたびに汗の水分がたまっていくだけでなく、体温で温まった湿気が水蒸気になって、カラダにまとわりつくなんてことも・・・。
さらに、水蒸気が蒸発する時に、カラダの熱を奪っていきますから、眠りが浅くなるだけでなく、カラダの冷えまで引き起こしてしまうんです。
温活を続けているにも関わらず、症状が改善するどころか、冷えがさらにひどくなっているという方は、寝具の湿気をチェックしてみてください。
陰干しなどのケアをしても、寝具がジメジメしているようでしたら、快眠と冷えの改善のために、新しい寝具に買い替えるべきですね。
重い布団をかけることのデメリットは?
冬の夜に暑苦しくて目が覚めるもう1つの原因は、“布団のかけすぎ”です。
毛布や掛布団など何枚もの寝具を使っていると、その重みで寝返りが打てなくなります。
すると、カラダの一部に圧力と熱がこもって、そこに汗が集中。
しびれも感じることから、夜中に目が覚める頻度が高くなってしまうのです。
睡眠中の寝具は、温度が33度前後、湿度が50%前後に保たれるのが理想。
もし、高温・多湿の環境になっていたら、掛布団の枚数と素材を見直ししてください。
タオルケットと羽毛布団という軽い寝具の組み合わせでも、保温性がかなり高まって、朝までグッスリ眠れますよ。