寝具は空気を含んで膨らんだ状態になっていますから、押し入れにしまう時に、布団圧縮袋を使うという方も多いことでしょう。
しかし、便利なこの収納グッズのデメリットも抑えておかないと、布団を傷めてしまうんですよ。
圧縮しすぎで寝具の機能が低下する
寝具の収納で重宝する布団収納袋は、寝具を強化ビニールで包んだ後に中の空気を吸いだし、カサを3分の1程度に小さくできるグッズです。
商品によっては、掃除機を取り付けて吸引することで、かなりペシャンコの状態にできるものもありますね。
しかし、あまりにも圧縮しすぎると寝具の中材が傷んでしまい、次のシーズンに出した時、復元力や通気性など、快眠をサポートする機能が低下していることも・・・。
とくに、羽根布団は要注意です。
寝具の中の羽が折れてしまいますので、保温性も一気に低下しますし、布団の側生地も傷んで快眠の妨げになってしまいます。
ですから、羽毛布団には布団圧縮袋を使わず、通気性のよい押し入れなどの一番上に乗せて収納してください。
羽毛へのダメージを考慮したら、布団の上に別の寝具を重ねるのも避けるべきですね。
布団を収納前にすべきこと
布団圧縮袋は、寝具のカサを減らすことができますが、湿気の侵入を防ぐまでの機能はありません。
湿気が含まれた状態にしておくと、カビやダニがあっという間に増殖しますから、必ず天日干しをしたり、布団乾燥機をかけたりした後に収納してくださいね。
また、圧縮袋の中には、シートタイプの吸湿シートを入れておくこともお忘れなく。
さらに、押し入れなどの湿気対策として、置くだけで水を吸い取る吸湿グッズを設置するとかや、週に1度のペースで押し入れに向けて扇風機の風を当てると、さらに除湿効果が高まりますよ。
少し手間のかかるケアですが、快眠を守る大切な寝具のケアですから、本記事でお伝えしたポイントを守って実践してみてくださいね。