コラム April 16, 2019

春から夏の過剰な日光浴に注意!活性酸素の影響で眠りが浅くなる?

毎日適度な太陽の光を浴びることは、体内時計のリセットに不可欠ですし、心身をリラッ クスさせるセロトニン生成にもつながります。
しかし、日照時間が長くなっていくこれからの季節は、長時間の日光浴は要注意! 体内で発生する“ある物質”の影響で、眠りが浅くなるかも。

カラダに悪影響を及ぼす活性酸素の正体

女性の方でしたら、太陽光に含まれている紫外線が美容の敵であることは、誰もがご存じ のことでしょう。 この紫外線は、肌細胞を老化させるだけでなく、体内に存在する「活性酸素」という物質 を増加させて、さまざまな悪影響を与えるんです。 活性酸素は、もともとカラダになかにある物質で、外から入り込んでくるウイルスや雑菌 を死滅させる働きを持っています。
しかし、量が増えると上記のようなマイナスの作用も活性化してしまうのです。 この活性酸素を減らしてくれるのが、みなさんも耳にしたことがある抗酸化物質で、ビタ ミンCや赤ワインのポリフェノールなどが、これに該当します。

活性酸素の除去でカラダに疲労が増大

抗酸化物質による活性酸素の分解は、睡眠中に活性化します。 ところが、あまりにもこの物質の量が多くなってしまうと、分解作業が行われる時のエネ ルギー消費量が増大して、疲労蓄積につながるんです。 言うまでもないことですが、睡眠は疲労を回復させるための生命活動ですから、寝ている 時に疲労が重なると必然的に眠りが浅くなり、病気リスクが高まってしまいます。 このようなカラダの仕組みを理解して、これからの季節は、日光浴の時間を30分程度にと どめるようにしましょう。
そして、活性酸素の分解が少しでも早く進むように、毎日の食事で抗酸化物質がたくさん 含まれた食材を摂ることもお忘れなく! かんきつ類以外でしたら、アボカドやオリーブオイルのほか、ナスやニンジンなど、色が 濃い野菜が効果的ですよ。