コラム June 04, 2019

【マットレスをさらに快適に使う方法】敷きパッドで夏の夜も熟睡!

最近、人気を集めている高反発マットレスに使われる「ウレタン」は、ほかの素材より湿 気がこもりやすいという特徴があります。
寝汗の量が増えるこれからの季節、寝具のムレが深い眠りを妨げ、疲労やストレスの蓄積 を招きますから、本記事を参考に快眠環境を整えてください。 shutterstock_537889588

マットレスにそのまま寝るのはNG?

最近のマットレスは肌触りのよさにもこだわっているため、シーツを敷かずにそのまま側 生地の上に寝ている方も多いようですね。
しかし、寝ている間にかく汗の70%は敷寝具が吸収します。 ウレタン素材は、高温の環境下では変質してしまうので、天日干しできませんし、陰干し を毎日行なっても、中にたまった水分を全部放湿させるのは困難です。
そこで、このタイプのマットレスを使っているみなさんにおすすめしたいのが、シーツは もちろんのこと、敷きパッドも敷くという組み合わせ。 敷きパッドは吸湿性にすぐれていますから、汗をかいてもすばやく水分を吸い込み、寝苦 しさの発生を防ぎます。 shutterstock_1119879065 また、ウレタン素材と違って干すこともできますし、丸洗いも可能なタイプが多いですか ら、こまめに交換すればマットレスへの水分移動を最低限に抑えられるのです。 敷きパッドを使いつつ、マットレスの陰干しを頻繁に行なえば、熱帯夜でも快適な環境で 深い睡眠が得られますよ。

フローリングにマットレスを敷いている方は追加ケアを!

敷きパッドはカラダからの汗を吸収できるものの、寝具と床面にたまる湿気までは吸い取 ることができません。 とくに、フローリングは水分を吸収する機能が全くありませんので、マットレスを床にそ のまま敷いている方は、別の快眠対策が必要です。
たとえば、すのこを床面に敷き、その上に繰り返し使えるタイプの吸湿シートを敷けば、 床面に空気の通り道が作れますので、マットレスの通気性を確保することができます。 shutterstock_346342085 また、朝起きたらマットレスを敷きっぱなしにせず、裏返しの状態にして椅子などに掛け ておけば、水分がさらに放出されやすくなるんです。
マットレスを使っている環境や、寝ている間にかく汗の量に合わせて、今回紹介したケア を日常生活に取り入れてみてください。 寝具の機能低を防ぐことにもつながりますから、大切なマットレスを末永く使えますよ。