コラム July 20, 2019

【今すぐすべき冬の快眠対策】寝具の通気性を簡単にチェック!

寝ている間にかく汗を吸収する寝具の機能は、知らず知らずのうちに低下していき、睡眠環境の悪化を招きます。

冬なのに暑苦しさを感じて夜中に何度も目が覚めるとか、カビやダニが増殖するというのは、その最たる例です。

しかし、長年同じ布団で寝ていると、この機能低下に気づきにくくなり、不眠がひどくなって深刻な睡眠障害につながることも。

本記事では、このようなトラブルを避ける簡単な方法を、紹介します。

快眠と健康を守るために、みなさんもすぐに実践してみてください。

寝具内の理想的な湿度と温度とは?

布団に入ったときは快適に感じても、時間の経過とともに寝具内の温度と湿度は上昇していき、寝心地が低下していきます。

一般的に、快眠に最適な寝具内の温度は33度前後、湿度は50%といわれていますので、この環境を目指して改善を進めていきましょう。

まず、やるべきことは、寝ている間の温度と湿度のチェックです。

温度と湿度の最高値を測定して記録できる機器が、DIYショップや通販で手に入ります(1,000円前後)ので、これを手に入れて布団の中に配置してみましょう。

先ほどお伝えした温度と湿度を超えていたら、寝具内環境がかなり悪化しているので、すぐに改善に取り掛かる必要があります。

天日干しや布団乾燥機を使っても環境が変わらない場合は?

敷き布団にたまった湿気は、天日干しや布団乾燥機の使用である程度放湿できます。

しかし、ウレタン素材のマットレスでしたら、熱の影響で変質し、さらに寝具環境が悪化するリスクが高まることも・・・。

熱に弱い素材が使われている寝具は、陰干しでケアするのが基本です。

直射日光を避けた場所に立てかけて放湿を促し、扇風機の風を当ててみてください。
このようなお手入れを続けても、寝具内環境が改善しない場合は、敷寝具の機能低下が著しくなっていると考えられますので、通気性が優れた新しいマットレスに買い替えるべきでしょう。

新しい寝具で深い眠りが得られるようになれば、朝の目覚めが良くなるだけでなく、日中の行動力アップにもつながりますよ!


(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)