コラム September 26, 2019

小さいお子さんと寝ている方は要注意!実は恐ろしい化学物質の影響!

わたしたちの肌には、外部の刺激や有害物質から守るための「バリア機能」が備わっています。

しかし、カラダが成長期にある小さいお子さんは、その機能も発展途上にあるんです。

大切なお子さんを守るためにも、品質が低い寝具の恐ろしさと、商品選びのポイントを押さえていきましょう!



バリア機能の低下でアトピー性皮膚炎を招く?

わたしたちの肌は、水分と皮脂が混ざったコーティング剤で覆われており、外部からの刺激が体内に伝わることを防いでいます。

紫外線や化学物質などの刺激も、このコーティング機能によって和らぎ、スキンケアや食事で摂る栄養分によってダメージを減らせるのです。

ところが、バリア機能が弱い子供の肌は、これらの刺激に対して敏感に反応して、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。

子供が発症することが多いアトピー性皮膚炎も、皮膚の防御機能低下が原因と考えられているんですね。

このような刺激は、化学物質が各所で使われている現代社会にあふれていますが、布団もその1つだということ、みなさんはご存知でしょうか?



布団選びで必ず確認すべきこととは?

品質の低いマットレスなどを購入して開封すると、強烈な化学臭が鼻をつくことがありますよね?

臭いのもとの1つは「ホルムアルデヒド」という有害物質で、アレルギー反応が発生するリスクだけでなく、発がん性もあることが認められています。

そんな寝具で、デリケートなお肌のお子さんを寝かしたら・・・。

どんなトラブルが起こるか、想像に難くないですね。



このような危険を想定して、お子さんも使うマットレスを購入する時は、ホルムアルデヒドの検出検査が行われている商品を選ぶ用意してください。

それも、メーカー独自で検査した結果ではなく、第三者機関が厳しい目で調べて、品質基準をクリアしているかという点に注目です。

ホルムアルデヒドの基準に関しては、健康への影響を考えて、国でも厳密に定めていますので、検査結果に関する記載がないとか、あいまいな説明しかないという商品は避けるべきですよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)