コラム September 30, 2019

【快眠を妨げるだけではない!】ブルーライトで老化が加速する?

パソコンやスマートフォンから発せられるブルーライトは、脳を覚醒状態に導き、寝つきを悪くします。

最近は、テレビの健康番組で睡眠がテーマになることが増えたこともあって、この事実は広く知られるようになりました。

しかし、ブルーライトは美容面にも悪影響を与えることは、みなさんもご存知ないのでは?



ブルーライトは紫外線と性質が似ている!

お肌の老化を加速させる原因として、真っ先に挙げられるのは、太陽光に含まれる紫外線を浴びることですね。

紫外線が当たった肌は、防御反応としてシミのもととなるメラニン色素を作り出しますし、水分量が減って乾燥肌に傾きます。

さらに、体内では細胞の活動を抑える活性酸素が増えるため、新しい細胞への生まれかわり(新陳代謝)が滞り、古い角質がいつまでもお肌にとどまるのです。

ブルーライトも同じで、肌の奥にある真皮層にまで届き、美容成分であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを減少させます。

つまり、布団に入ってからスマートフォンを使うという行為は、スキンケアで補給した栄養成分のはたらきをムダにし、老化の加速につながるということなんですね。



日中もブルーライト対策は不可欠!

こうしたブルーライトの影響は、寝る前だけにとどまりません。

スマートフォンは1日中使いますし、仕事や勉強でパソコンを操作する時間も長くなっていることでしょう。

その間、目はずっとブルーライトのダメージを受けているワケです。

ですから、パソコンやスマートフォンを使うときは、ブルーライトをカットする眼鏡をしたり、画面にカットシートなどを貼ったりすることをおススメします。



また、画面の照度を抑えるのも効果的です。

暗くしすぎると目に負担がかかってしまいますが、適度な明るさに調整することで、肌ダメージの軽減につながりますよ。

このような習慣もアンチエイジングの1つとして捉え、今日からさっそく実践してみましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)