コラム October 09, 2019

【寝ている時に喉が渇いて目が覚める】考えられる理由と対策は?

寝る前にしっかり水分補給をしているにもかかわらず、夜中に喉が渇いて目が覚める。

こんな症状に悩まされている方は、眠りの質が低下してさまざまな病気を引き起こすリスクが高まっていますから、すぐに改善が必要です。



いびきをかく人に多い口呼吸の弊害

日本人の5人に1人がかいていると推測されるいびきは、口呼吸が原因でも発生します。

通常、わたしたちは鼻から呼吸をしますが、いびきをかくとカラダに必要な酸素が十分に取り込めなくなるため、口呼吸に変わるのです。

口を開けていれば、内部が乾燥して喉が渇くのも当然ですね。

口呼吸が続くと、頻繁に喉が渇く「ドライマウス」の状態になり、唾液の分泌量が減って雑菌が繁殖。

その結果、虫歯や歯周病リスクも高まります。

また、舌にこびりついた食べカスがはがれ落ちにくくなることから、口臭が発生することも。



まずは、スマートフォンの「いびきアプリ」を使って、寝ている間のいびきの状態を確認してみましょう。

あまりにもいびきをかく時間が長いようでしたら、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」を引き起こしている可能性もあるので、すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。

自律神経の乱れも唾液の分泌を減少させる

緊張すると、口の中が渇くことってありますよね?

これは、自律神経がストレスによってダメージを受けているためで、唾液の分泌量も減少しています。

本来であれば、日中のストレスは睡眠によって解消されるのですが、それができていない状態にあるのですから、放置しておくと症状が悪化して、眠りの質がさらに落ちるんです。

寝る前にハーブティーを飲む、適度な運動をする、自分の趣味に没頭する時間を確保するなど、心身をリラックス状態に導ける行動を習慣にしてみてください。

布団に入ってから深呼吸をしたり、耳を温めたりするのも有効ですよ。