コラム March 22, 2020

おいしく食べて快眠体質に!この時期おススメの旬の食材3選!

春シーズンは、旬をむかえる野菜や果物、魚介類が豊富です。
今回は、快眠をサポートしてくれる食材と、栄養素の特徴を解説していきます。

味覚を存分に味わいながら快眠体質を目指し、生活の質を向上させましょう!

(1)疲労回復と美肌が進む「芽キャベツ」

ピンポン玉ぐらいの大きさしかないのに、キャベツより豊富な栄養が詰まっているのが芽キャベツ。
なんと、ビタミンCはレモンの1.5倍、普通のキャベツの4倍も含まれているんです。

ビタミンCには、疲労の原因となる活性酸素を除去し、お肌のハリを維持するコラーゲンの生成を助けるなど、さまざまな健康&美容効果があります。
また、パソコンやスマートフォンの操作で疲れた目を癒すパワーも持っており、睡眠中の疲労回復活動が進むんです。

芽キャベツは、煮込み料理に使うと苦みが薄れて食べやすくなりますし、にんにくと一緒に炒めてペペロンチーノにすると、甘みが出てきますよ。

(2)「初カツオ」で睡眠ホルモンの原材料を摂取

4~5月に旬となる「初カツオ」には、睡眠ホルモンの原料となる「トリプトファン」というアミノ酸が豊富に含まれています。
また、血行をよくする成分として有名なDHAやEPAも一緒に摂れるので、冷え性の解消にもひと役買い、眠りが深くなることが期待できるんです。

(3)ほんのり苦い「菜の花」はよく噛んで食べる

独特の苦みを持つ菜の花には、腸内環境を整える食物繊維、むくみを解消するカリウム、貧血を防ぐ鉄分など、自律神経を整える栄養素が豊富。


噛めば噛むほど苦みを感じますが、これは血のめぐりをよくする「イソチオシアネート」という成分によるものです。
おひたしやサラダ、ごま和えにして食卓に添えてみましょう。
今回ご紹介した食材は、インターネットでレシピを調べれば、他にもさまざまな調理法が公開されています。

食材のうまみを十分に引き出しておいしい料理を作って食べれば、それだけでストレスになり、快眠にもつながります。
ぜひ、みなさんの食事にも取り入れてみてください。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)