コラム January 29, 2021

睡眠中のある“クセ”で歯が溶ける?脳梗塞や認知症のリスクもアップ!

寝ている間に歯をカチカチ鳴らしたり、ギュッと食いしばったりする歯ぎしり。
多くの人にみられるこのクセは、継続すると歯や歯茎に大きなダメージを与えるだけでなく、命にかかわる病気の原因になること、みなさんはご存じですか?

歯ぎしりが続くと認知症リスクが高まる

歯と歯肉のあいだに細菌がたまると、炎症が起きて歯茎が腫れたり、血が出たりするようになります。
これが歯周病で、放置しておくと歯を支える土台の骨が溶けて、やがて歯が抜けていくのです。

さらに、最近は血液にも入り込んで血栓をつくり、これが原因で脳梗塞や心筋梗塞を発症することも。
ほかにも、歯周病が進行することで脳内に疲労物質(アミロイドβ)がたまっていき、正常な脳細胞を死滅させて、アルツハイマー型認知症を引き起こすこともわかっています。



こうした恐ろしい病気につながる歯周病の原因の1つが、睡眠中に発生する歯ぎしりです。
一過性の歯ぎしりであれば、さほど気にする必要はありませんが、常態化すると歯や歯茎がどんどん弱っていき、気が付いたら命にかかわる重篤な状態に陥っていたなんてことも・・・。

歯科で治療しながらストレスケアの徹底を!

歯周病は放置していても治りませんので、下記に挙げる症状が1つでもあったら、すぐに歯科を受診して治療を始めましょう。

・歯がぐらつく
・歯茎が腫れている、出血している
・冷たい飲み物がしみる
・かたい食べ物がかみにくくなった
・歯と歯の間にすき間ができている
・口臭がきついと指摘された



また、歯ぎしりの主原因であるストレスを緩和することも重要です。
ストレスを受けずに生活を送るのは不可能ですが、寝る前にアロマを焚く、ハーブティーを飲む、腹式呼吸をするなどして、休息を促す自律神経(副交感神経)のはたらきを活性化させてください。

さらに、睡眠環境を整えて、眠りの深度を高めることを徹底しましょう。
認知症を引き起こすアミロイドβは、深い眠りに入ることで体外に排出されますし、朝まで目が覚めずグッスリ眠れれば、ストレスへの対応力も向上します。

このような理想的な睡眠を得るためにも、本記事を読んだ後、寝具の機能が低下していないか確認すべきです。
横になったとき、頭やカラダが沈み込みすぎると、体圧が集中して寝苦しさを感じ、夜中に何度も目が覚めます。

さらに、寝具の通気性や放湿機能の低下は、発汗量の増加を招いて眠りを浅くしますし、汗が蒸発する時に発生する気化熱でカラダが冷えて、ストレスをコントロールする自律神経が乱れやすくなるのです。

「今使っている寝具では、快眠が得られない」
と感じたら、迷わず新しい枕やマットレスを購入すべきです。



自分に合った寝具を見つけるのは、なかなか難しいですが、GOKUMINの「グランピロー(枕)」や「エアブリッドマットレス」であれば、カラダにフィットする高さや反発力を選べます。
腰の沈み具合や背中が触れる部分の固さ、首のカーブをサポートする角度などを、さまざまなパターンで試せますから、理想的な睡眠にたどり着けることでしょう!