コラム June 07, 2022

リラックスアイテムで眠れなくなる?アロマオイルを使う時の注意点とは?

布団に入る前にアロマを焚いてくつろいだり、オイルをタオルに垂らして枕元に置いたりと、香りに癒されながら眠るという方も多いことでしょう。
でも、アイテムによっては逆効果になることもあるので、本記事を参考に正しいアロマの利用法を学びましょう。

好きな香りが眠りに誘うとは限らない?

副交感神経に作用して高ぶった気持ちを鎮めて心身をリラックスさせ、快眠に導いてくれるアロマ。
オイルだけでなく、柔軟剤や消臭剤など、さまざまな商品に使われていますね。
この便利なアロマを快眠アイテムとして使っている方も多いと思いますが、中には脳を活性化させて眠りを妨げる香りもあることをご存じですか?
その代表格として挙げられるのは、オレンジやレモンなどの柑橘系アロマ。
さわやかな香りはいいですが、その刺激が交感神経を活性化しますので、寝つきが悪い方は要注意です。

快眠に最適なアロマとは?

柑橘系アロマとは逆に、ウッド系やフローラル系は、副交感神経がしっかりはたらくようになるのでお勧めです。
たとえば、みなさんにもなじみが深いラベンダーは緊張を和らげてくれますし、スイートマジョラムは甘い香りで不安を緩和してくれます。
柑橘系のアロマは、お休み前ではなく起床時に活用すると効果的です。
布団の中で刺激的な香りをかげば、眠気も次第に薄れてきて、すがすがしい朝を迎えられることでしょう。
ほかにも、アロマにはたくさんの種類がありますので、ストレス解消を兼ねて専門店に足を運び、自分の"快眠パートナー"を探してみましょう!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)