コラム October 01, 2022

今日から実践!体内時計をしっかりリセットするための食事間隔とは?

私たちのカラダに生まれつき備わっている体内時計の周期は、24時間より少し長いため、毎日ズレが生じます。
このズレを整えることができるのが朝食なのですが、しっかり調整するには夕食からの朝食までの間隔が大きく影響するのです。
そこで今回は体内時計をリセットするための、食事の時間間隔について解説していきます。
体内時計は睡眠に大きく影響するので、しっかり押さえておいてくださいね。

朝食は空腹状態でとるのが基本

体内時計は、空腹の時間が長いほどリセットされやすいことがわかっているので、夕食と朝食との間を長くとるのがポイントです。
例えば夕食を19時に採り朝食を翌朝7時に摂れば、12時間の間隔が空くため、長い空腹状態が続きます。
このように夕食と朝食の間を10時間以上空けるのが基本で、お腹がすいた状態で朝ごはんを食べるとインスリンの分泌量が増え、それが体内時計のリセットのスイッチをONにするんです。

また、インスリンの分泌が高まるように、朝のメニューは炭水化物を摂るようにしてください。
ご飯とお味噌汁を基本とした和食がおススメです。
時間を空けて朝食をしっかり摂れば体内時計がリセットされ、朝はシャキっと目覚めて夜は自然と眠気が訪れますよ。

夕飯が遅くなる場合は19時前後に軽食をとる

夕飯が遅くなると朝食までの時間が短くなってしまうので、体内時計がリセットされにくくなってしまいます。
お昼を12時に採り、夕飯が22時になってしまったという場合、その間10時間も食事の間隔が空くことに。
こうなると夕飯を摂るタイミングで体内時計がリセットされてしまい、乱れた状態になってしまいます。
このような場合は、19時前後におにぎりなどを食べるようにすることで、体内時計のリセットが朝行われるよう調整することができますよ。
カラダのリズムを考えると、ただ3食摂るだけでなく、決まった時間に食事をとることが重要だということを覚えておいてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)