コラム May 03, 2023

【今日から実践したい"白湯習慣"】夜中のトイレもなくなるかも?

寒い季節になると、白湯の健康効果がマスコミでも話題になりますね。
最近は、コンビニや自動販売機でも白湯が販売されるようになり、その需要の高さからも注目が集まっています。
そこで本記事では、白湯が睡眠に与える効果について解説していきます。
白湯を飲むことを習慣にすれば、あなたの睡眠の質が変わるかも?

寝る前のおやすみドリンクとしておススメ

白湯とは、一度沸騰させたお湯を冷まして、人肌から50度ぐらいにしたぬるま湯のことを言います。
湯冷ましと呼ばれることもありますね。
この白湯をおやすみドリンクとして飲むようにしましょう。
就寝前にカフェインが含まれている紅茶や緑茶を飲んでしまうと、覚醒効果や利尿作用があるので睡眠に悪影響を及ぼしますが、水を温めただけの白湯はそんな心配もありません。

また、冷たい水を飲むと、膀胱が刺激されて夜中にトイレで目が覚めてしまいますが、白湯であれば朝までグッスリです。
さらに、温かい白湯をゆっくりと飲むと気持ちが落ち着き、リラックスが進んで副交感神経が優位になります。
このように副交感神経が働くことで、自然に眠気が訪れて寝つきがよくなることが期待できます。

寝る前に白湯を飲むべきもう1つの理由

わたしたちは、冬でも寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくので、就寝前に水分補給をする必要があります。
また、体内の水分が足りなくなると脱水を起こすだけでなく、血行が悪くなって交感神経が優位に働き、眠りが浅くなってしまうのです。
でも、温かい白湯を飲めば水分不足を防げるのはもちろんのこと、血流が改善されて副交感神経を優位にすることができるので、深い眠りが守られて睡眠の質が上がります。

さらに、白湯は起床後の目覚めのドリンクとしても活躍するんです。
起きてすぐに冷たい水を飲んでしまうと、体温が下がって心身の目覚めが遅くなってしまいますが、白湯を飲めば体温がアップしますし、それに合わせて食欲も出てきます。
カンタンに作れてコスパ最高の白湯。
冷え性の方は症状改善のために、日中もこまめに白湯を飲むようにするといいですよ!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)