コラム May 05, 2023

【一流企業も実践している昼寝習慣】脳のパフォーマンスも一気に上昇!

みなさんは、昼寝をする習慣がありますか?
実はグーグルやマイクロソフト、アップルといった世界の一流企業では、仮眠スペースを設けたり快眠マシンを導入したりして、社員に昼寝を推奨しているんです。
本記事では、近年急速に研究が進められている昼寝について解説していきます。
短時間の仮眠をとることで大きなメリットが得られるので、みなさんの生活の質向上に役立ててください。

昼寝をすると認知能力や注意力がアップする

昼寝をすると、認知能力や注意力がアップすることがわかっています。
NASA(アメリカ航空宇宙局)が行った実験によると、宇宙飛行士に昼寝を26分間とってもらったところ、認知能力が34%、注意力が54%も上がったという結果が出ました。
また、昼寝によって脳の疲労をとることで、記憶力もアップすることが実証されています。
わたしたちのカラダは、食事によって血糖値が上昇した後、急激に低下することで眠気が発生するようにできているんです。
この眠気を我慢すると、家事や仕事の効率が下がりますよね。
でも、昼食後に昼寝をすれば、その後のパフォーマンスが上がりますし、活動量がアップすることで適度な疲れがたまり、夜はグッスリと眠ることができますよ。

快眠につながる効果的な昼寝のとり方

では、午後のパフォーマンスアップや、快眠につながる昼寝方法について解説しましょう。
昼寝をする時は、ベルトを緩めたり腕時計を外したりして締め付けをなくし、カラダをリラックス状態にしてください。
極力、毎日決まった時間に眠るようにして、夜の睡眠に影響しないように午後14時までに済ませるようにしましょう。
深い睡眠をとると目が覚めた時に疲労感をおぼえますから、寝る時間は15分くらいとし、横にならないで椅子に座って寝るようにしてください。
机に伏せて寝るのもOKです。
このように短時間の昼寝でしっかり休息をとれば、午後の眠気に襲われる心配がなくなりますし、集中力ややる気が高まります。
いいことづくしの昼寝習慣、ぜひ、みなさんの生活にも取り入れてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)