コラム July 13, 2023

【夏の快眠を守るための必須知識】夜間熱中症の仕組みと対応策は?

この時期に急増する熱中症。
実は、寝ている間にも発症することがあるんです。
睡眠に悪影響が及ぶだけでなく、命を落とすこともある恐ろしい症状ですから、そのメカニズムと対応策をしっかり押さえておきましょう。

夜間に熱中症で亡くなる方が多い理由

東京消防庁の発表によりますと、熱中症の搬送要請は夜間も多く、亡くなる方の約30%がこの時間帯に集中しているそうです。
昼間より温度が下がる夜に、どうして熱中症になるのでしょうか?

わたしたちのカラダは体温が高くなると発汗し、皮膚表面から熱を逃します。
この時に水分(汗)と塩分が失われるのですが、速やかに水分補給しないと脱水症状に陥ってしまうんですね。
すると、時間の経過とともに発汗量が減っていき、体温調整ができなくなって体内に熱がこもったままに。

この状態が続くと頭痛や吐き気、けいれんなどの症状が出始め、重篤化すると命を落としてしまうのです。
睡眠中はのどの渇きで目が覚めることはありますが、体調の変化には気づきにくいため、熱中症が悪化して命を落とすケースが増えているんです。

寝る前の水分補給と睡眠環境の見直しを徹底!

夜間熱中症を防ぎ、熱帯夜も質の高い睡眠を得るには、寝る前の水分補給が欠かせません。
コップ1杯程度の水を布団に入る前に飲み、カラダの水分不足を解消してください。
寝ている間に発汗量が増えて目が覚めたときに備えて、枕元にもペットボトルの水を用意しておくといいですね。

また、寝室の温度を26度程度、湿度は50%になるようにエアコンなどで調整し、快眠環境を整えてください。
エアコンが切れると室温が28度を超えてしまう場合は、朝まで冷房をつけっぱなしにすることをおススメします。
ちなみに、夜間熱中症で亡くなった方のほとんどが、エアコンをつけない状態で寝ていたそうです。

ほかにも、通気性のよい寝具やパジャマの使用も不可欠です。
とくに、敷寝具は汗の70%を吸収しますので、今使っているマットレスなどの放湿機能が低下していたら、迷わず新しい寝具に買い替えましょう。
GOKUMINのオンラインショップでは、通気性が非常に高くて放湿ケアも簡単にできるマットレスも用意していますので、本記事を読んだ後に、ぜひ、チェックしてみて下さい。
熱帯夜でも深い眠りが得られて、熱中症のリスクを高める睡眠不足も解消することが期待できますよ。