目の違和感やかゆみはダニが原因？汚れた枕がアイメイクを台無しに！

ダニは布地を棲み処にすると思われがちですが、実はわたしたちのまつ毛にも存在していること、みなさんはご存じでしたか？
目がかゆい、目やにが頻繁に出るなどの症状が続く場合は、すぐに病院に行くとともに、枕の衛生環境を見直しましょう。あなたの使っている枕が、“まつ毛ダニ”をふやしているかも！？

肌荒れも引き起こすまつ毛ダニの正体

人の血を吸ったり、アレルギー症状を引き起こしたりと、さまざまな悪影響を与えるダニ。その種類は非常に多く、寝具には必ず「チリダニ」が棲みついていると言われています。
ダニは湿度が高い環境を好みますから、汗の水分を吸い込んだ湿った枕などは、格好の棲み処になってしまうんですね。
これに対して、目のキワ（まつ毛の生え際）に生息するのが、まつ毛ダニこと「ニキビダニ」で、数が増えると炎症やかゆみなど、さまざまな症状が発生します。チリダニがまつ毛に移ることはありませんが、枕に付着した皮脂やフケなどが両方のダニのエサとなり、その数がどんどん増えていくんです。お肌が敏感な方でしたら、皮膚にも炎症などが及ぶこともありますから、すぐに寝具環境を見直しましょう。ちなみに、40代の方は半数が、70代ぐらいになると8割ぐらいの方が、まつ毛ダニに寄生されているんだとか・・・。

ダニ対策は枕の丸洗いが効果的

ダニを完全に駆除することは難しいですが、ひと晩中頭部が接する枕のケアをこまめに行なうことで、そのダメージを最低限に抑えることができます。まず、ダニのエサとなるフケなどをなくすために、枕カバーは2日に1度のペースで交換するようにしましょう。湿気対策に効果的なのは、陰干しです。
使われている中材によっては、天日干しすると変質する枕もありますので、朝起きたら壁に立てかけるなどして、裏面からも水分が抜けていくようにケアして下さい。
ただし、こうしたケアだけでは、枕表面の衛生環境を改善することしかできません。まつ毛ダニが自分の目に生息していることが分かったら、病院で治療を受けると同時に、洗濯機で丸洗いできる枕を購入することを、強くおすすめします！フケは枕カバーの交換で少なくすることはできますが、布地に浸み込んだ皮脂は、洗わないと落とせません。