日に日に気温が上昇し、まもなく嫌な梅雨を迎えます。
この季節になると、寝つきが悪くなるとか、夜中に目が覚めることが多くなるという方もいるでしょう。
こうした睡眠トラブルを避けるために実践していただきたいのは、自律神経のケアと気圧チェックです。
天気予報では分からない気候変化も事前に知ることで、寝苦しい季節も心地よい眠りが得られますよ。
気圧の変化で自律神経が乱れる理由
エアコンが普及して、一年中快適な空間で過ごせるようになったわたしたちは、気候変動に弱くなっています。
急激に気温や湿度が上がると、すぐ冷房に頼ってしまうため、カラダが本来持つ体温調整機能がはたらかなくなってしまうのです。
これによって、臓器の動きなどをコントロールする自律神経が乱れ、疲れがたまりやすい体質になり、睡眠障害も引き起こしやすくなります。
今年の夏も猛暑になることが予想されていますから、自律神経のダメージを最低限にするためにも、冷房を使う時は温度設定に注意を払うとともに、カラダが冷えないように温かい食べ物や飲みものを積極的に摂るようにしてください。
一般的に、5度以上の温度差がある環境に置かれると、自律神経のはたらきが乱れてしまいますから、冷房は28度前後の設定にして、衣服の調整でカラダをクールダウンするようにしましょう。
気圧の変化はスマホアプリでチェック
気温や湿度とあわせてチェックしたいのが、気圧の変化です。
急に天気が悪くなって雨が降りそうになると、気圧は一気に低下します。
この気候変化も自律神経にストレスを与え、頭痛やめまい、気分の落ち込みや不眠など、さまざまな症状をもたらすのです。
とくに、梅雨から夏の季節は、気圧変動が激しくなりますので、スマートフォンに気圧をチェックできるアプリ(「頭痛―る」など)をインストールして、「気圧予報」をチェックする習慣を身に付けましょう。
これから気圧が低下すると分かったら、ぬるめのお風呂に入ってリラックスしたり、ストレッチなどをしてカラダを動かしてみてください、
また、気圧の変化は耳が感知しますので、圧迫感の少ない耳栓をするのも有効です。
このように、常に自律神経をケアしていけば、寝つきもよくなりますし、疲れがしっかりとれる深い眠りも得られるでしょう。
自律神経の疲れは、睡眠中に回復しますから、毎日グッスリ眠れるようになれば、気候変化にも強くなりますよ。