コラム May 10, 2019

あなたも気象病予備軍?梅雨の季節に増える体調不良の正体は?

みなさんは、雨が降ると頭痛やめまいがしたり、持病が悪化したりといったお悩みを抱え ていませんか?
これは、これからの季節に増える「気象病」の症状で、自律神経がストレスを受けること で発生します。 生活に支障を与えるほど、ひどい状態に陥ることもあるので、今のうちに効果的な対策を 覚えておきましょう。 shutterstock_117903985

自律神経が乱れるメカニズム

雨が降ると急に気圧が下がって、耳の中にある内耳という器官が、脳に「カラダが傾いて いる」という間違った情報を送ります。 これによって脳は混乱して自律神経のはたらきを乱し、痛みやめまい、気分の落ち込みな ど、さまざまな症状を発生させるのです。
ひと昔前までは、病院に行っても原因不明の「不定愁訴」と診断されていましたが、医学 の発展により気象変化との因果関係が解明され、「気象病」として扱われるようになりま した。
気象病は天気が悪くなる前に発症することが多く、とくに雨降りが多い梅雨や、急に低気 圧が発生しやすい夏の季節に頻発します。 天気が悪くなるたびに、疲れやすくなる、気分がすぐれないという方は、気象病予備軍か もしれません。 shutterstock_466305530 気象病を完治させる方法は、まだ見つかっていませんが、自律神経のケアで症状の発生を 抑えたり、軽減させたりすることは可能です。 そのカギとなるのが“質の高い睡眠”で、寝具環境の改善もその1つとして挙げられます 。

寝具の通気性と反発力を徹底チェック

自律神経は、呼吸や血流、ココロの安定などを司る器官です。 このような質の低い睡眠から脱却して、自律神経を正常に保つためにも、夜の室温や湿度 が高くなる前に、快眠をしっかりサポートする寝具に買い替えてみませんか? チェックすべきポイントは、2つです。
まずは、通気性がよいこと。 これからの季節は、寝汗の量が増えて眠りが浅くなりますから、汗の水分を素早く吸収・ 放湿できる、ウレタン素材が使われているマットレスを使ってみてください。 shutterstock_458269861 (2) もう1つは、適度な反発力があることです。 体重をしっかり分散して、カラダに負荷がかからない敷寝具を使わないと、睡眠で疲労が 回復するどころか、腰や背中、首などにストレスが加わって、朝起きた時から疲れを感じ るようになります。
最近は、包み込まれるような感触が特徴の、低反発マットレスが人気です。 でも、商品によっては、カラダの特定部位に圧力がかかったり、熱がこもったりといった デメリットが多いので、おすすめできません。 それでしたら、体圧を理想的に分散して、寝返りもしやすい高反発マットレスを使ってみ てください。
自律神経の疲れも睡眠中にしっかり回復するほどの、深い眠りが得られますよ。