コラム June 05, 2019

そろそろ始めたい“夜間熱中症”対策!睡眠中にどうして症状が発生する?

気温の上昇に伴って増えるのが、熱中症ですね。
毎年、暑さ対策や水分補給は徹底しているにも関わらず、多くの方が体調不良に陥り、時 には命を落としてしまうことも。
しかも、熱中症は睡眠中にも発症しますし、日中より重症化しやすいので、夏本番を迎え る前から、対策を講じておきましょう。 shutterstock_537889657

喉が渇いた時はすでに脱水症状になっている?

わたしたちは毎日、1日1.5~2リットルほどの水分補給をしていますが、実は喉の渇きを 感じている時点では、軽い脱水症状が発生しているのです。
カラダが水分不足に陥っても、脳がその状態に気がつくまでには、少し時間がかかります 。 夏のように発汗量が多い季節だと、一気に大量の汗をかくこともありますから、喉が渇い たと脳が感じた時には、体内から大量に水分が排出されていることも多いんです。 睡眠中は水分補給の必要性を感じるタイミングがさらに遅くなりますから、寝ている間に 熱中症(夜間熱中症)になってしまいます。
また、年齢を重ねると、喉の渇きを感じにくくなりますから、お年寄りの方は若い人より 熱中症にかかりやすくなるのです。 shutterstock_459554761

寝る前の水分補給と適切な睡眠環境が命を守る!

夜間熱中症を防ぐには、寝る前の水分補給が欠かせません。
寝ている間にトイレに行きたくなるため、寝る前は水分を摂らないという方も多いですが 、冷水ではなく温かいお湯を飲めば、膀胱への刺激が抑えられますので、必ずコップ1杯 程度の水分を摂るようにしてくださいね。
また、室温や湿度が高すぎると発汗量が増えますので、エアコンを28度前後に設定して、 湿度は50%前後になるように除湿器などで調整してください。 見落としがちなのは、寝具内の環境です。 shutterstock_402739375 (1) こちらは、温度は33度前後、湿度は50%前後に保つことが快眠につながりますので、湿度 も測定できる温度計で寝ている間の環境をチェックしてみてくださ
高温・多湿の環境になっていたら、寝具の機能低下が考えられますから、通気性にすぐれ たマットレスに買い替えて、夏の快眠と健康を守りましょう!