コラム July 27, 2019

寝具の買い替えでニキビが改善?ストレス解消につながる枕とは?

ちょっと不規則な生活を続くると、あっという間に数が増えていく大人ニキビ。
10代のころに出る「思春期ニキビ」と違って、肌トラブルが発生する原因を特定しにくい ため、通常のスキンケアではなかなか治らないのが悩みどころですよね。
そこでみなさんに試していただきたいのが、枕の買い替えです。
自分に合った枕を使うだけで、肌コンディションが整い、ニキビはもちろんのこと、ハリ の低下やくすみも改善するかも!? shutterstock_524065348 (1)

眠りが浅いと肌トラブルが改善しない理由

わたしたちのお肌は、常に古い細胞から新しい細胞に入れ替わっていて、日中の活動で受 けたダメージも、寝ている間に修復されます。
こうした細胞の活動を活性化させるのが、睡眠中に分泌量が多くなる「成長ホルモン」で す。 肌の油分や水分のコントロール、紫外線を浴びることで発生したシミのもと(メラニン色 素)の除去、美容の基礎である保湿力のアップなど、そのはたらきは多岐にわたります。
この成長ホルモンの分泌量が高まるのは、眠りについてから3時間の間にあらわれる深い 睡眠で、眠りの深度が高くなればなるほど、アンチエイジングが進むんです。 逆に、眠りについてもすぐに目が覚めるような睡眠が続くと、成長ホルモンの分泌量は低 下していきますので、肌の老化がどんどん進んでいきます。 shutterstock_583486396

見落としがちな枕のアンチエイジング機能とは?

成長ホルモンの分泌が高まる深い睡眠を得るには、自分に合った枕を使うことも不可欠で す。
・枕が水分を吸って、重くなっている
・頭を乗せると首が沈み込む
・臭いがしみついて消えない
・朝起きると、首や肩に違和感がある
上記に挙げた4項目のうち、1つでも当てはまるものがあったら、今使っている枕を買い替 えるべきです。 湿気を含んだ枕は、カビやダニの温床となって、寝ている間にかゆみなどを発生させます し、臭いはストレスとなって寝つきの悪さにつながります。 shutterstock_1044723601 (3) また、首が沈み込んだり、頭部の圧力が適切に分散できていなかったりすると、血行不良 が発生して眠りが浅くなるのです。 成長ホルモンの恩恵を最大限に受けて、ニキビをはじめとする肌トラブルを改善させるた めにも、適度な反発力があって、通気性や吸・放湿性にすぐれた枕を使ってみてください 。
睡眠の質が上がることで肌質も変わり、細胞の生命力も高まることが期待できますよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)