コラム November 14, 2019

快眠は最高のストレス解消法!寝具の工夫で眠りを深くする!

社会生活を送るにあたって避けられないのが、ストレスです。

対人関係のすれ違いや将来の不安といったマイナスの要因だけでなく、出世や結婚といった幸せな出来事に対しても、わたしたちはストレスを感じています。

ストレスは万病のもとと言われているように、さまざまな体調不良をもたらしますので、心身の段階的な変化と対処法を再確認して、うまく付き合う術を覚えていきましょう。


初期の段階はカラダがショック状態に陥る

ストレスの原因となるものは「ストレッサー」と呼ばれていて、これにはニオイや化学物質などの刺激も含まれるのです。
ストレッサーを受けた時点では、防御反応からカラダは心拍数や血圧を上昇させ、汗をかいたり、アドレナリンなどのホルモンを分泌したりします。
ココロの面では、不安や焦りなどの感情が高まり、一時的なショック状態に陥るのです。
その後、時間の経過とともにストレスへの対応力が生まれ、気が付いたら気にならなくなっている状態に移ります。

こうしたストレスの解消に不可欠なのが、言うまでもなく睡眠です。

ぐっすり眠ってココロのダメージも軽くできれば、心身の症状も収まって、健康的な生活が送れるようになります。

ストレスへの対応力を高めるためにも寝具の見直しを

ところが、次から次へと新しいストレッサーの刺激を受けると、寝つきが悪くなるとか、夜中に何度も目が覚めるといった不眠症状が出るようになります。
こうなると、ストレスに対応できないまま、新しいストレッサーで心身がダメージを受けるので、次第にカラダの免疫力は低下していき、さまざまな病気を引き起こすのです。
頭痛、胃の不調、憂うつ感の継続などは、その最たる症状ですね。

このような負のスパイラルに陥らないようにするためにも、
「その日のストレスは、その日の睡眠で解消する」
と意識して、深い眠りが得られるように睡眠環境を整えましょう。



布団に入るのが楽しみに感じるように、体圧を最適に分散して疲労をしっかり解消してくれるマットレスや、ニオイのストレスを感じないように、洗濯機で丸洗いできる枕を使うなど、機能性が高い寝具を使ってみてください。
へたった寝具で寝ていると、睡眠はどんどん浅くなり、ストレスへの対応力も低下していきますから、とくに、枕と敷寝具の状態はこまめにチェックしましょう。
寝具のケアをしても状態がもとに戻らないようでしたら、迷わず新しいアイテムに買い替えるのが、正しいストレス対策ですよ!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)