コラム
December 09, 2019
冬の入浴はヒートショックにご注意!命に関わる症状が起きることも?
今の時期は、あたたかいお湯に入ってカラダを温めてから、布団に入る方が多いことでしょう。
しかし、温度が高い浴室から寒い部屋に移動すると、血圧や脈拍が急上昇してしまいます。
このカラダの変化が不眠を招くだけでなく、命をうばう恐ろしい症状を引き起こすことがあるんですよ。
そして、夕方からは副交感神経が優位になり、心身を休息モードに導くのです。
しかし、自律神経は急激な温度差が発生する環境に身を置くことで、大きなダメージを受けます。
このような行動が増えると、交感神経と副交感神経の切り替えができなくなり、夜になって脳が覚醒した状態が続くことも。
その結果、寝つきが悪くなるとか、夜中に何度も目が覚めるといった不眠症状が出てくるのです。
自律神経は5度以上の温度差が発生すると、適応力が低下しますので、お風呂あがりは寒い場所に移動しないようにしてくださいね。
寒さによって血圧や脈拍が急上昇することで、心臓などにも大きな負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な症状が発生しやすくなります。
とくに、高齢者の方や血圧が普段から高い方は、温度変化の影響を受けやすいことがわかっているんです。
重篤な事態を予防するためにも、お湯を張った浴槽のふたを開けっ放しにして、浴室の温度を上げてからお風呂に入るなど、入浴時も温度差に注意してくださいね。
ちなみに、ヒートショック現象は、夜中にトイレで目が覚めた時も起こります。
冬の間は、布団のそばに上着を置いておき、トイレに行くときは上半身に羽織っていくといいですよ。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
しかし、温度が高い浴室から寒い部屋に移動すると、血圧や脈拍が急上昇してしまいます。
このカラダの変化が不眠を招くだけでなく、命をうばう恐ろしい症状を引き起こすことがあるんですよ。
自律神経は5度以上の温度変化に弱い
わたしたちの生命活動をつかさどる自律神経は、日中は行動力をアップさせるために、交感神経が活性化します。そして、夕方からは副交感神経が優位になり、心身を休息モードに導くのです。
しかし、自律神経は急激な温度差が発生する環境に身を置くことで、大きなダメージを受けます。
このような行動が増えると、交感神経と副交感神経の切り替えができなくなり、夜になって脳が覚醒した状態が続くことも。
その結果、寝つきが悪くなるとか、夜中に何度も目が覚めるといった不眠症状が出てくるのです。
自律神経は5度以上の温度差が発生すると、適応力が低下しますので、お風呂あがりは寒い場所に移動しないようにしてくださいね。
高齢者を襲うヒートショックとは?
お風呂あがりに起こる体調の変化で、もう1つ注意しておきたいのが、「ヒートショック現象」です。寒さによって血圧や脈拍が急上昇することで、心臓などにも大きな負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な症状が発生しやすくなります。
とくに、高齢者の方や血圧が普段から高い方は、温度変化の影響を受けやすいことがわかっているんです。
重篤な事態を予防するためにも、お湯を張った浴槽のふたを開けっ放しにして、浴室の温度を上げてからお風呂に入るなど、入浴時も温度差に注意してくださいね。
ちなみに、ヒートショック現象は、夜中にトイレで目が覚めた時も起こります。
冬の間は、布団のそばに上着を置いておき、トイレに行くときは上半身に羽織っていくといいですよ。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)