コラム
March 07, 2020
【冷え性の女性はとくに注意!】糖質制限ダイエットで不眠になる?
ダイエットの定番となりつつある“糖質制限”は、正しい方法で行なえば体重がしっかり落ちていくので、多くの方が実践しているようですね。
しかし、極端なダイエットを続けると、睡眠に悪影響が及ぶことを、みなさんはご存知ですか?
本記事でダイエットのメカニズムと、快眠を守りながら痩せる術を学んでいきましょう!
その代表格として挙げられるのが、炭水化物などに多く含まれる糖質と、余分な糖質が分解されてできる脂肪です。
これら2つの栄養素は、過剰摂取で肥満を招いてしまうので、“炭水化物抜きダイエット”が支持されているんですね。
しかし、糖質や炭水化物の摂取量が減ると、カラダはほかの栄養素をエネルギー源として消費します。
それが、たんぱく質です。
たんぱく質は筋肉に多く蓄積されているのですが、エネルギー源として使われると、当然のことながら筋量が減少します。
これによって代謝が低下するだけでなく、体温を上げにくくなるため、冷え性を発症することも。
さらに、自律神経も乱れるので、寝る前に心身をリラックスさせて快眠に導く、副交感神経のはたらきも鈍くなるのです。
わたしたちは寝ている間に、20回ぐらいの寝返りを打ちます。
この寝姿勢を変えるときに必要になるのが筋肉なのですが、その量が少ないと寝返りが打てなくなるため、カラダの一部に体重が集中し、寝苦しさを感じて眠りが浅くなるのです。
また、寝返りには、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を切り替える役目もありますから、筋量が低下するとレム睡眠の割合が増えてしまいます。
このようなトラブルを招かないためにも、極端な糖質制限ダイエットは避けるようにしてくださいね。
また、下記に挙げる点も守りながら、ダイエットを進めるようにしましょう。
・炭水化物の摂取量を減らすときは、たんぱく質をしっかり摂る
・食べ物はよく噛む(咀嚼回数が増えると、食べすぎを防げます)
・食後に軽い運動をする(血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を抑えられます)
せっかくダイエットに成功しても、不眠症状が続いてしまったら、太りやすい体質に戻ってしまいます。
カラダの仕組みをよく理解したうえで、健康的なダイエットで理想的な体型を手にいれるとともに、深い眠りを得て太りにくい体質を目指しましょう!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
しかし、極端なダイエットを続けると、睡眠に悪影響が及ぶことを、みなさんはご存知ですか?
本記事でダイエットのメカニズムと、快眠を守りながら痩せる術を学んでいきましょう!
糖質の代わりに使われるエネルギー源とは?
わたしたちの生命活動には、食品から摂取したエネルギー源が必要になります。その代表格として挙げられるのが、炭水化物などに多く含まれる糖質と、余分な糖質が分解されてできる脂肪です。
これら2つの栄養素は、過剰摂取で肥満を招いてしまうので、“炭水化物抜きダイエット”が支持されているんですね。
しかし、糖質や炭水化物の摂取量が減ると、カラダはほかの栄養素をエネルギー源として消費します。
それが、たんぱく質です。
たんぱく質は筋肉に多く蓄積されているのですが、エネルギー源として使われると、当然のことながら筋量が減少します。
これによって代謝が低下するだけでなく、体温を上げにくくなるため、冷え性を発症することも。
さらに、自律神経も乱れるので、寝る前に心身をリラックスさせて快眠に導く、副交感神経のはたらきも鈍くなるのです。
筋肉の減少で寝返りが打てなくなる
筋量が減ることによる弊害は、ほかにもあります。わたしたちは寝ている間に、20回ぐらいの寝返りを打ちます。
この寝姿勢を変えるときに必要になるのが筋肉なのですが、その量が少ないと寝返りが打てなくなるため、カラダの一部に体重が集中し、寝苦しさを感じて眠りが浅くなるのです。
また、寝返りには、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)を切り替える役目もありますから、筋量が低下するとレム睡眠の割合が増えてしまいます。
このようなトラブルを招かないためにも、極端な糖質制限ダイエットは避けるようにしてくださいね。
また、下記に挙げる点も守りながら、ダイエットを進めるようにしましょう。
・炭水化物の摂取量を減らすときは、たんぱく質をしっかり摂る
・食べ物はよく噛む(咀嚼回数が増えると、食べすぎを防げます)
・食後に軽い運動をする(血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を抑えられます)
せっかくダイエットに成功しても、不眠症状が続いてしまったら、太りやすい体質に戻ってしまいます。
カラダの仕組みをよく理解したうえで、健康的なダイエットで理想的な体型を手にいれるとともに、深い眠りを得て太りにくい体質を目指しましょう!
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)