コラム
June 11, 2020
今から徹底したい冷え対策!夏でもカラダを冷やさない習慣が快眠に!
気温が上がるにつれて、私たちはカラダを冷やす行動が増える傾向にありますが、その頻度が高くなると睡眠に悪影響が及ぶのです。
とくに、冷え性の方は自律神経の切り替えがうまくいかず、体温調整機能が低下していますので、夏本番を迎える前に徹底した冷え対策を講じましょう!
体温は常に一定ではなく、眠っている間に1日中はたらき続けた臓器を休めるため、寝る前は手足の先端から熱を放出させて、内臓付近の温度低下を促すのです。
しかし、冷え性の方は気温が高い季節になっても体温が低く、手足は慢性的な血行不良に陥っているため、この温度低下が起きにくくなるんですね。
その結果、寝つきが悪くなるだけでなく、眠りが浅くなって疲労やストレスが解消されず、起床時に疲労感をおぼえるようになります。
また、自律神経も睡眠中に休息モードに入るのですが、睡眠の質が低下しているとダメージが消えず、そのはたらきがどんどん乱れていくのです。
そうなると、体温調整機能がさらに狂って冷えが助長されますし、心身をリラックスさせる副交感神経への切り替えがうまくいかず、不眠が深刻になることも・・・。
このような負のスパイラルに陥る前に、今からカラダを冷やさない習慣を身につけてください。
ここでは、代表的な行動を4つ挙げてみますので、当てはまる方は今すぐ改善してくださいね。
(1)朝起きてすぐに冷水を飲む
わたしたちの体温は、起床前から上昇していきます。
しかし、朝起きて冷水を飲んでしまうと、上がりかけた体温が一気に低下して、その後も温度が上がりにくくなるのです。
平熱が低い方はとくに、朝は常温の水かお湯を飲むようにして下さい。
(2)カフェインやアルコールの摂取量が多い
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインと、お酒に含まれるアルコールには、強い利尿作用があります。
トイレに行く回数が多くなると、排尿によって体内の熱が逃げていきますから、カフェイン飲料とお酒は、飲む量を少なくすることが重要です。
(3)入浴後すぐに汗や水を拭きとらない
お風呂から出たら、カラダに付着した汗と水を、吸収性の高いタオルでしっかり拭きとってください。
水分をそのままにしておくと、気化熱が発生して蒸発時に体温を奪っていきます。
(4)エアコンの温度を低く設定している
暑い日は冷房が欠かせませんが、設定温度が低すぎると自律神経の体温調整機能が低下して、冷えが助長されます。
エアコンは27度前後に設定し、薄着を避けて皮膚に直接冷風が当たらないようにすることを徹底しましょう。
冷えがひどい方は、自宅にいる時も靴下を履くといいですよ。
以上、4つの行動は、どれもすぐに実践できますので、冷え性の予防と改善、そして快眠と健康維持のためにも、みなさんの生活に取り入れてくださいね。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)
とくに、冷え性の方は自律神経の切り替えがうまくいかず、体温調整機能が低下していますので、夏本番を迎える前に徹底した冷え対策を講じましょう!
カラダの冷えが不眠を招く理由とは?
わたしたちの生命活動を司る自律神経は、体温調整の役割も担っています。体温は常に一定ではなく、眠っている間に1日中はたらき続けた臓器を休めるため、寝る前は手足の先端から熱を放出させて、内臓付近の温度低下を促すのです。
しかし、冷え性の方は気温が高い季節になっても体温が低く、手足は慢性的な血行不良に陥っているため、この温度低下が起きにくくなるんですね。
その結果、寝つきが悪くなるだけでなく、眠りが浅くなって疲労やストレスが解消されず、起床時に疲労感をおぼえるようになります。
また、自律神経も睡眠中に休息モードに入るのですが、睡眠の質が低下しているとダメージが消えず、そのはたらきがどんどん乱れていくのです。
そうなると、体温調整機能がさらに狂って冷えが助長されますし、心身をリラックスさせる副交感神経への切り替えがうまくいかず、不眠が深刻になることも・・・。
このような負のスパイラルに陥る前に、今からカラダを冷やさない習慣を身につけてください。
冷えを加速させるNG行動4つ
カラダが冷える要因は、日常生活にたくさん潜んでいます。ここでは、代表的な行動を4つ挙げてみますので、当てはまる方は今すぐ改善してくださいね。
(1)朝起きてすぐに冷水を飲む
わたしたちの体温は、起床前から上昇していきます。
しかし、朝起きて冷水を飲んでしまうと、上がりかけた体温が一気に低下して、その後も温度が上がりにくくなるのです。
平熱が低い方はとくに、朝は常温の水かお湯を飲むようにして下さい。
(2)カフェインやアルコールの摂取量が多い
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインと、お酒に含まれるアルコールには、強い利尿作用があります。
トイレに行く回数が多くなると、排尿によって体内の熱が逃げていきますから、カフェイン飲料とお酒は、飲む量を少なくすることが重要です。
(3)入浴後すぐに汗や水を拭きとらない
お風呂から出たら、カラダに付着した汗と水を、吸収性の高いタオルでしっかり拭きとってください。
水分をそのままにしておくと、気化熱が発生して蒸発時に体温を奪っていきます。
(4)エアコンの温度を低く設定している
暑い日は冷房が欠かせませんが、設定温度が低すぎると自律神経の体温調整機能が低下して、冷えが助長されます。
エアコンは27度前後に設定し、薄着を避けて皮膚に直接冷風が当たらないようにすることを徹底しましょう。
冷えがひどい方は、自宅にいる時も靴下を履くといいですよ。
以上、4つの行動は、どれもすぐに実践できますので、冷え性の予防と改善、そして快眠と健康維持のためにも、みなさんの生活に取り入れてくださいね。
(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)