コラム July 10, 2020

夏バテ対策は快眠が基本!ベッドの位置を変えるだけで眠りの質が変わる?

寝室の環境は、一年中同じではありません。
夏になると朝日が差し込む時間が早くなりますし、エアコンの使用で風がカラダにあたることも。
このような変化に気が付かずにいると、早朝に覚醒したり、夜中に何度も目が覚めたりといった不眠症状が出やすくなるので、この機会に睡眠環境を見直してみましょう。

睡眠中も脳は光の刺激を感じている

冬は目覚ましが鳴るまでぐっすり眠れているのに、夏になると早い時間に目が覚めてしまう。
こんなお悩みを抱えている方は、ベッドの位置に注目です。
窓のそばにベッドを配置している場合は、朝日が早い時間に差し込んでくるため、その光の刺激に脳が反応して早朝に覚醒してしまいます。
もし、ベッドの位置を移動できる状態でしたら、窓辺から少し寝る位置を離してみましょう。
また、セット時間にカーテンを自動的に開ける便利なグッズも販売されていますので、朝日の刺激を受ける時間を調整してみてください。
起床時間の30分前から朝日がカラダにあたるようにすると、目覚めの気分がグンとアップしまうよ。

ベッドは壁から10センチ離す

光の問題が解決したら、今度はカビが生えにくい環境づくりです。
カビは通気性が悪い場所を好みますので、ベッドは壁から10センチほど離して設置してください。
また、日中は扇風機を使って、ベッドと壁の間に風を送り、湿気を排除しましょう。
さらに、部屋の床にもカビの胞子はたまりやすいので、掃除をこまめに行なうこともお忘れなく!
カビが生えている箇所を見つけたら、重曹を混ぜた水で掃除した後、アルコールをスプレーしておけば、再発防止に役立ちますよ。



このような工夫を施せば、疲労とストレスがたまりやすい熱帯夜も、朝までぐっすり眠れるようになりますし、カビが引き起こす気管支炎などのリスクも軽減できます。
ぜひ、実践してみてください!

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)