不眠が続いたら試してほしい!耳を刺激すると寝つきがよくなる?
不規則な生活が続いていたり、ストレス解消がうまくできなかったりすると、布団に入っても脳の覚醒が続き、なかなか寝付けなくなります。
こんな時に試してほしいのが、“耳の刺激“です。
想像以上に心地よさを感じて、いつの間にか“寝落ち”してしまうかも?
耳に集中する副交感神経のツボ
日中は活動的にカラダも頭もフル回転する一方で、夕方を過ぎた頃から行動が緩やかになり、次第に眠気が発生。
こうした1日の規則正しいリズムは、呼吸や血流、臓器の働きなどをコントロールする自律神経が司っていて、昼は交感神経が活発になり、夜になると副交感神経が優位になるのです。
ところが、夜型の生活が続くとか、ストレス解消の習慣がないと、夜になっても交感神経優位の状態が続き、布団に入ってもなかなか眠りにつけなくなります。
こんな時に試してほしいのが、耳の刺激です。
耳には副交感神経のスイッチをONにするツボがたくさんあり、軽く握ってマッサージするだけでも心身のリラックスにつながります。
耳垢はたまっていないのに、心地よさを求めて毎日耳かきする方も多いですが、これも副交感神経を優位にしたいがために行なう、無意識の行為だと考えられているんですよ。
耳を温めた後のマッサージが効果的
耳を刺激する方法でおススメなのは、温めたタオルを両耳に当てた後、手で耳全体を覆い、10回ほど回転させるマッサージ。
さらに、耳たぶの後ろにあるくぼみも、やさしい力で押してみてください。
耳の血行が良くなるうえに、自律神経の乱れが整い、たまったストレスが少しずつ軽減されていきますよ。
ちなみに、耳かきは耳の中の薄い皮膚を傷つける危険性がありますから、1~2週間に1度のペースで行なうのがベスト。
もし、耳かきがクセになっているのでしたら、綿棒で耳の穴の入り口をやさしくこすってみてください。
たったこれだけの刺激でも、副交感神経がはたらきやすくなり、快眠に誘われますよ。