コラム July 04, 2023

シミができにくい美肌のつくり方!今日から実践したい5つの習慣

わたしたちのお肌は紫外線を浴びると、その害からカラダを守るために「メラニン」という黒い色素を作り出します。
メラニンがいつまでもお肌に残ってしまうと、"消えないシミ"になってしまうんですね。
このような肌トラブルを避けるために、UVクリームを塗るなどの基本的な紫外線対策以外に、本記事で紹介する5つの行動を習慣にしましょう。

1.外出時はサングラスを着用する

UVクリームをお肌に塗る、肌の露出を控える、日傘を使うといった対策だけでは、紫外線対策は不十分です。
紫外線は目からも入ってきますから、サングラスを着用してメラニン生成を抑えましょう。

2.抗酸化物質を積極的に摂る

紫外線を浴びると体内で活性酸素という物質が増え、細胞を老化させてメラニンの排出能力も低下します。
この活性酸素を除去してくれるのが、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールといった抗酸化物質です。
こうした栄養素を多く含む食材を毎日摂取するようにして、紫外線対策を強化しましょう。
(抗酸化物質を多く含む食材)

・ビタミンC・・・レモンなどの柑橘類、色の濃い野菜(パプリカなど)
・ビタミンE・・・アーモンド、ごま、モロヘイヤ、ドライトマト
・ポリフェノール・・・りんご、プルーン、緑茶、豆類、玄米、ショウガ

3.深い睡眠をとる

お肌の奥にできたメラニンは、古い細胞が新しい細胞と入れ替わるタイミング(ターンオーバー)で排出されます。
このターンオーバーを促すのが、睡眠中に体内で多く分泌される成長ホルモンです。
成長ホルモンの恩恵を受けるには、深い眠りを得ることが不可欠なので、室温や湿度を快適に保ち、寝る前に飲酒をしない、スマートフォンを操作しないなど、脳の休息を促すようにしてください。
敷寝具の機能が低下していても眠りは浅くなりますので、へたっていたり通気性が悪化していたりしたら、新しいマットレスに買い替えることをおススメします。

4.保湿ケアを徹底する

お肌の乾燥はターンオーバーの乱れにつながりますから、この時期の保湿ケアを念入りに行ないましょう。
朝や寝る前のスキンケアを丁寧に行なうのはもちろんのこと、入浴後もすぐに保湿クリームを塗るなど、お肌から水分が逃げるのを徹底的に防いでくださいね。

5.カラダが冷えないように注意する

暑い季節はどうしても冷たい飲み物を多く飲む傾向にありますが、カラダが冷えてしまうと血行が悪くなってしまい、お肌の細胞に酸素や栄養素が届きにくくなります。
その結果、ターンオーバーの周期が乱れてしまい、シミが消えにくくなってしまうのです。
このようなカラダの仕組みを考えて、夏でもなるべく常温の水や白湯などを飲むようにするといいでしょう。

以上、5つのシミ対策について解説してきましたが、こうした習慣はお肌だけでなくカラダの健康維持にもつながりますので、ぜひ、みなさんの生活に取り入れてくださいね。

(監修:精神科医・内科医 豊田早苗医師)